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奇跡の生還

2011年03月19日 23時26分05秒 | 地域
奇跡の生還
8日ぶり20代の男性救助 宮城・気仙沼市 毛布にくるまり186時間
産経新聞 3月19日(土)10時18分配信

 陸上自衛隊東北方面総監部に19日入った連絡によると、東日本大震災による大津波で被災した宮城県気仙沼市で同日午前9時ごろ、若い男性1人が被災から8日ぶりに救出され、同市内の病院に搬送された。命に別条はないという。

 病院によると、救出された男性は20代のモリヤ・カツハルさん。

 震災現場などで生存率が急激に低下するとされる被災後の「72時間(3日間)の壁」を百時間以上も超え、11日の大震災発生から実に約186時間ぶりの“奇跡の生還”となった。

 陸自によると、モリヤさんが見つかったのは、JR気仙沼線蔵内駅から西に約1キロの場所にある気仙沼市本吉町の「二十一浜地区」で、津波による大きな被害を受けていた。

 救助活動にあたっていた陸自西部方面隊第4師団の隊員が、1階が津波で流されて半壊状態の住宅の2階部分で、毛布にくるまっているモリヤさんを発見し、救出した。

 午前10時10分ごろに気仙沼市内の病院に運ばれたモリヤさんは外傷はなく血圧と脈拍は安定。詳しい容体は不明だが衰弱は激しく、ショックを受けて言葉が出ない状態という。

 気仙沼市の市街地では、地震と津波による被害に加え、震災直後には大規模火災も発生し、有数の水揚げを誇る漁港が壊れるなど大きな被害が出ていた。

 大震災以降、東北地方では冬型の気圧配置の影響から、各地で最低気温が氷点下を記録するなど厳しい寒さが続いていた。

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被災地へ島根の保健師も

2011年03月19日 23時23分53秒 | 地域
東日本大震災 島根県が被災地に保健師派遣
産経新聞 3月18日(金)7時58分配信

 東日本大震災の被災地で救援活動をするため、厚労省の要請を受け島根県は17日、保健師ら県職員5人を現地に派遣した。県保健師の派遣は初めてで、4月末まで、1週間程度で交代し、仙台市を拠点に被災者の健康相談などにあたる。

 出発したのは、県健康推進課の勝部かつこ保健師ら運転手を含む5人。松江市の県庁で行われた出発式では、勝部保健師が「被災者の心のケアに努めたい」と決意を述べ、健康福祉部の原仁史次長が「避難所で高齢者の少しでも、そばにいてストレスを和らげてください」と激励した。

 保健師は仙台市若林区の区役所保健福祉センターに寝泊まりしながら、支援活動を行う。



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