日々

穏やかな日々を

「介護離職ゼロ」目指し、特養増設・待機解消へ

2015年09月24日 23時49分53秒 | 医療情報
「介護離職ゼロ」目指し、特養増設・待機解消へ

行政・政治 2015年9月24日 (木)配信読売新聞

 安倍首相は、先の自民党総裁選の公約で掲げた「介護離職ゼロ」の実現に向け、特別養護老人ホーム(特養)の大幅な整備に乗り出す方針を固めた。

 全面的に介護が必要な入所待機者を、2020年代初めまでに解消することを目標に掲げ、16年度当初予算から特養の整備費用を拡充する。24日の記者会見で、社会保障制度改革の最重要施策として表明する。

 首相の記者会見を踏まえ、政府は、少子高齢化や、労働力人口の減少を食い止める策の検討に向け、経済界や労働界などでつくる「国民会議」を創設する。

 特養の入所待機者は、13年度で全国に約52万人いる。このうち、身の回りの世話が一人ではできず、自宅で待機している「要介護3」以上の約15万人をゼロにすることを目標とする。

 特養を増やす具体策として、政府は、消費増税分を原資とする「地域医療介護総合確保基金」(15年度の介護分で724億円)を財源として活用する。社会保障の財源としては将来、家庭に眠っているタンス預金を掘り起こすことが期待される「無利子非課税国債」の発行が検討される可能性がある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

肺癌新薬、P1とP2で全奏功率75%

2015年09月24日 07時43分06秒 | 医療情報
肺癌新薬、P1とP2で全奏功率75%

英アストラゼネカ、世界肺がん学会議で発表

化学工業日報2015年9月14日 (月)配信 呼吸器疾患癌投薬に関わる問題

 英アストラゼネカ(AZ)は開発中の新規抗がん剤「AZD9291(開発コード)」における非小細胞肺がん(NSCLC)に対する第1、2相臨床試験(P1、P2)の速報データを米国で開催された世界肺がん学会議(WCLC)で発表した。日本人も試験に参加した。

 P1、P2試験の途中経過を発表した。上皮成長因子受容体(EGFR)が変異しているNSCLCのファーストライン治療として行った試験では、60症例のうち72%が1年後も増悪しなかった。全奏効率(ORR)は75%。同変異に加えて既存薬が耐性化する遺伝子変異(T790M)があるNSCLC患者を対象にした2本の試験では、ORRがそれぞれ61、71%だった。

 EGFRが変異しているNSCLCでは、AZの「イレッサ」などのEGFR系チロシンキナーゼ阻害薬が有効とされているが、多くの場合は長期治療により耐性化する。同社によるとイレッサや「タルセバ」で治療した患者の約3分の2が、耐性化を引き起こす遺伝子変異のT790Mを発現しているという。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

副鼻腔炎の第一選択に鼻洗浄+ステロイド

2015年09月24日 07時37分17秒 | 医療情報
副鼻腔炎の第一選択に鼻洗浄+ステロイド

JAMA2015年9月14日 (月)配信 耳鼻咽喉科疾患投薬に関わる問題
Rudmik L,et al.Medical Therapies for Adult Chronic Sinusitis A Systematic Review.JAMA. 2015 Sep 1;314(9):926-39.

 29の研究を対象に、成人の慢性副鼻腔炎に対する適切な内科的治療をシステマティックレビューで検討。治療なしと比べ、生理食塩水洗浄で症状スコアが改善(SMD1.42; 95% CI, 1.01 - 1.84)。局所コルチコステロイド療法では症状スコア全般SMD-0.46 (95% CI, -0.65 - -0.27)、ポリープスコア改善SMD-0.73 (95% CI, -1.0 - -0.46)だった。第一選択療法に局所ステロイドと鼻洗浄の併用が示唆された。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン