瀬戸内寂聴さんと黒柳徹子さんが話している番組を偶然みました。
93歳の寂聴さん、人間の脳は年を取らないのだな~と思いました。
相変わらずの生々しさの寂聴さんで、笑いと元気をもらいました。
圧迫骨折での激痛で、「救急車で入院し、検査の途中で胆のうがんが見つかった」、という話。
がんがあると言われた時、若い医師から、「悪性」と言われて、「そんな言い方って!」と憤慨していたら
年齢のいった医師が「悪いものかもしれません」と言われ、憤慨が収まったけど、
術後の説明で、そのドクターから、「悪性のものでした」といわれたと。
「悪性」と言われた時の「患者心の不快さを語っておられた。
医療職である婆は反省しました。
患者さんに直接話すとき、重々気を付けないと、と。
しかし、激しい腰痛は普通の倍の注射を打っても良くならず、
腰椎にセメントを入れる手術を勧められ、でも、保険がきかないと・・・・・
高額になるとのことで、金額を聞いたら、80万円とのこと、
いま、執筆活動していないので、お金ないけどといいながらも、手術は受けた、
そしたら、痛みはなくなった、と。
でも、必ずしも、「その手術で、必ず治るとは言えないそうで、ほんとに、治ってよかった」と。
「だけど、痛みの手術を受ける前にがんが見つかって、それをどうしようか思っているときは
痛みが軽くなった、、、、、、、、、、
痛みって、不思議ね、そんなとこあるんだね」と。
「でも、93歳で、がんの手術を受ける人って、そういないそうね。
そのまま、どうせ、死んじゃうからって、ほっておくそうね、
でも、寂聴さんは「手術受けますか」と聞かれると、即ざま、「受けます」っていったので、驚いておられたとのこと。
これも、寂聴さんらしくて、
若々しい寂聴さんだな~と。ほほえましくも、良かったと思う。
私も、頑張って、生き生きしていなきゃと思った。
そして、がんも、圧迫骨折も乗り越えて行かれた寂聴さんだけど、
「回復するまで、誰とも会わなかったから、死んだと思われちゃった」と笑っておられた。
枕元に電話は置いてあって、話はしたけど、その声がまた元気な声なので
だれも、入院して病気中とは思えなかったそう、とのこと。
ほんとに、お元気な、明るい、自分をこんな風に病ませた、「神も仏もあるもんか~」と思ったけど、
「こうしてよくなったし、やっぱ、神も仏もいたわね」と。