健康保険証に統一番号 転職でも変更不要に 厚労省研究会案
行政・政治 2015年11月19日 (木)配信朝日新聞
職業や住所が変わっても使える統一の被保険者番号を健康保険証に導入するなどとした報告書案を、厚生労働省の研究会が18日まとめた。現在は保険者が変わるたびに新たな番号が付された保険証が発行されるが、そうした手続きも不要になる。市区町村の窓口でもらえるマイナンバーの「個人番号カード」を保険証としても使えるようにする。
2018年度から段階的に運用し、20年までに本格運用を目指す。
報告書案では、新しく交付される統一の被保険者番号は、マイナンバーの12桁の番号とは別。保険者の変更に伴う診療報酬の請求ミスを減らせるなどの利点があるという。
マイナンバーの個人番号カードのある人は、18年度からこのカードで医療機関を受診できるようにする。このカードを使えば、保険者や自己負担の割合などの情報も確認できるようにし、カードには統一の被保険者番号を明記しない。
また、保険証を使って医療機関を受診した際の診療内容などの情報については、地域の医療機関が共有できるような「地域医療連携用ID(仮称)」を創設。検査や投薬の重複をなくし、無駄な医療費を削減する。将来的には、集まった診療情報を研究などにも活用できるようにすることも検討する
行政・政治 2015年11月19日 (木)配信朝日新聞
職業や住所が変わっても使える統一の被保険者番号を健康保険証に導入するなどとした報告書案を、厚生労働省の研究会が18日まとめた。現在は保険者が変わるたびに新たな番号が付された保険証が発行されるが、そうした手続きも不要になる。市区町村の窓口でもらえるマイナンバーの「個人番号カード」を保険証としても使えるようにする。
2018年度から段階的に運用し、20年までに本格運用を目指す。
報告書案では、新しく交付される統一の被保険者番号は、マイナンバーの12桁の番号とは別。保険者の変更に伴う診療報酬の請求ミスを減らせるなどの利点があるという。
マイナンバーの個人番号カードのある人は、18年度からこのカードで医療機関を受診できるようにする。このカードを使えば、保険者や自己負担の割合などの情報も確認できるようにし、カードには統一の被保険者番号を明記しない。
また、保険証を使って医療機関を受診した際の診療内容などの情報については、地域の医療機関が共有できるような「地域医療連携用ID(仮称)」を創設。検査や投薬の重複をなくし、無駄な医療費を削減する。将来的には、集まった診療情報を研究などにも活用できるようにすることも検討する