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119番もバリアフリー 音声不要、導入20%

2019年01月04日 21時49分50秒 | 行政
119番もバリアフリー 音声不要、導入20%
2019年1月4日 (金)配信共同通信社

 119番のバリアフリー化が少しずつ進んでいる。総務省消防庁の6月末時点の集計では、聴覚や言語機能に障害のある人がスマートフォンで文字などを入力することで、音声を使わずに通報ができる「Net119緊急通報システム」を導入している消防本部が、全体の20%になった。2020年度末には61%になる見通しだ。
 システムの利用には住所や氏名の事前登録が必要。専用サイトに接続し、文字による会話形式で火事の状況や、けがの症状を管轄する消防本部に伝える。スマホの衛星利用測位システム(GPS)を活用して通報者の所在を確認し、速やかな出動につなげる。
 消防庁によると、全国に728ある消防本部のうち、142本部がシステムを導入。20年度末には444本部に広がる予定だ。今年6月末時点で取り入れている消防本部は同庁のホームページで公開されている。
 消防庁は18年度からシステムの運用経費を財政支援している。普及を進め、全国どこでも利用できる環境を整えたい考えだ。
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残業時間に歯止めなし 「死ぬ危険」遺族訴え 管理職の過労自殺労災申請

2019年01月04日 21時45分50秒 | 自殺・過重労働
残業時間に歯止めなし 「死ぬ危険」遺族訴え 管理職の過労自殺労災申請
2019年1月4日 (金)配信共同通信社

 製薬大手エーザイの部長だった泰敬(やすゆき)さん(姓は遺族の希望で非公表)=当時(50)=の自殺を巡り、遺族は長時間労働が原因だとして労災申請した。昇進から自ら命を絶つまでの8年間、残業時間は繰り返し過労死ラインを超えた。来年4月施行の働き方改革関連法では「月100時間未満」など残業時間の上限規制が初めて導入されるが、管理職には適用されず、長時間労働に歯止めがないままだ。遺族は「こんな働き方をしたら死ぬ危険があるのに、なぜ防げなかったのか。長時間労働の危険性は管理職も同じだ」と訴える。
 ▽トップグループ
 「念願の部長昇進を果たし、やる気満々だった」。泰敬さんの元気だった姿を妻(51)は思い出す。週末は好きなハーレーダビッドソンの大型バイクを走らせる行動派。一般市販薬の分野でドラッグストアチェーンとの取引を拡大するなどの手腕を評価され、40代早々で部長に登用された。同期でトップグループの早さだった。
 ドラッグストアなどを相手にした小売店営業は、製薬各社がしのぎを削る激戦区。元同僚の部長経験者によると、どれだけ消費者を呼び込める提案ができるかが評価の分かれ目という。
 風邪薬や花粉症対策など季節に合わせた商品のきめ細かな企画提案や、企画後の店舗へのフォロー、顧客企業トップとの懇親・情報交換などが欠かせず、気が抜けない日々が続く。
 ▽不眠
 泰敬さんは自ら営業車のハンドルを握り、関西一円の得意先を回った。部下のマネジメントも加わり、午前8時ごろ仕事を始め、日付が変わるころに帰宅することが多かったという。
 遺族によると、泰敬さんは昇進から数カ月たつと、過労で休日に寝込むようになった。取引先から部下へのクレーム、人員削減問題などが心労に輪を掛けたという。食欲不振や不眠の症状も出て、家族に「寝ても寝た気が全くしない」とこぼした。仕事の持ち帰りも増え、週末は一日中、資料作りや部下からの報告に追われたこともあった。
 ▽対象外
 一般の社員は、経営者と労働組合が協定を結ばないと残業ができない。この時、労使で1カ月の残業時間の上限を決める必要がある。
 労使が合意すれば、どれだけ長時間の残業も可能だったが、6月に成立した働き方改革関連法で初めて罰則付きの上限規制が導入された。大企業では来年4月以降、1カ月に100時間以上の残業ができなくなる。
 政府や労使団体は「労働基準法70年の歴史の中で画期的だ」と評価する。しかし泰敬さんのような管理職は、残業規制などの対象から外れる「管理監督者」として扱われるケースが多く、法改正後も上限規制がかからない。管理職は自分で働く時間を管理できる、という考えがあるからだ。
 管理職の働き方を巡っては実質的な権限がないのに管理監督者として扱われる「名ばかり管理職」も以前から問題視されている。泰敬さんの妻は「過労死ラインを何度も超える人が本当に裁量のある管理職と言えるのか」と法制度や会社の安全対策を批判した。
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部長の自殺、遺族労災申請 過労死ライン超え56カ月 エーザイ勤務、うつ病に

2019年01月04日 21時43分21秒 | 自殺・過重労働
部長の自殺、遺族労災申請 過労死ライン超え56カ月 エーザイ勤務、うつ病に
2019年1月4日 (金)配信共同通信社

 製薬大手エーザイの部長だった50代の男性がうつ病になって2016年に自殺し、原因は昇進に伴う業務量増加や慢性的な長時間労働だったとして遺族が天満労働基準監督署(大阪)に労災申請したことが30日分かった。
 部長昇進から自殺までの8年で約8千時間残業し、過労死の労災認定基準となる「過労死ライン」(月平均80時間)超えが約100カ月のうち56カ月に達したと遺族は指摘。長期間の過重労働で自殺に追い込まれたと訴えた。
 長期にわたる管理職の長時間労働の実態が明らかになるのは異例。男性は「管理監督者」として扱われ、残業時間制限がなかった。政府や企業は働き方改革を進めるが、管理職の対策強化を求める声が出そうだ。
 亡くなったのは泰敬(やすゆき)さん=当時(50)=(姓は遺族の希望で非公表)で1990年、エーザイ入社。2008年4月、関西のドラッグストアなど小売店営業を統括する部長に昇進した。
 大阪市内に住む妻(51)や申立書によると、泰敬さんは昇進前から残業時間が急増。同年2月は65時間だったが、3月86時間、4月72時間となり、5月は126時間、6月は104時間に達した。10月に初めて医療機関を受診して夏ごろからうつ病だったと診断され、死亡直前まで通院した。
 昇進後、人員削減の指示があり先輩社員を異動させなければならなかったことや取引先からのクレームの対応に追われたことなどで、心理的負担も増えたという。
 残業は多い月で134時間に達し、長時間労働は亡くなるまで続いた。毎年の1カ月平均の残業時間を見ると、12年から死亡前年の15年まで80時間を突破。16年9月、京都市内の単身赴任先マンションで自殺した。
 遺族は休日出勤の負担の大きさも指摘。報告書作成や取引先との会合、出張などのため、移動日を含めた休日出勤は8年間で367日に及んだと強調した。
 遺族はエーザイが提供した勤務データを基に労働実態を分析。今年7月に労災申請した。
 エーザイは「心からお悔やみ申し上げる。長時間労働と死亡との関係を会社として判断する十分な根拠を持ち合わせていないが、遺族の申請を真摯(しんし)に受け止め誠実に対応したい」とコメントした。
 ※過労死ライン
 厚生労働省の脳・心臓疾患に関する労災認定基準は、発症前1カ月におおむね100時間、または2~6カ月にわたり1カ月平均80時間を超える残業があったことを目安の一つとしている。ただ、認定基準は「(厚労省が残業上限と告示する)月45時間を超え、残業時間が長くなるほど、業務と発症の関連性が徐々に強まる」とも規定しており、80時間を下回る残業時間でも、過労死と認定されるケースもある。
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受診患者4割、医師に不満 精神科「時間が不十分」

2019年01月04日 21時33分16秒 | 仕事
受診患者4割、医師に不満 精神科「時間が不十分」
2019年1月4日 (金)配信共同通信社

 精神科や心療内科を受診した患者の約40%は、担当医に対し診察時間や説明が十分でないと不満を感じていることが28日、精神科医らによる大規模調査で分かった。
 調査は2015年6~8月に患者団体などを通じて郵送で実施し、有効回答は患者2683人、家族3519人。
 調査では、現在の担当医の好ましくない態度として当てはまる項目を患者に尋ねたところ、「早く診察を切り上げようとする雰囲気がある」(41%)が最も多かった。「待ち時間が長すぎて疲れる」(39%)「病名や薬について十分な説明がない」(37%)など、診察時間が短いことに起因する不満が目立った。
 また家族に対し、診察で医師に工夫してほしいこと(複数回答)を尋ねると、最も多かったのは「診察でできないことは、看護師やカウンセラーにも相談できるようにする」(51%)で、主治医に普段の状態を手紙などで伝えるよりも、他の医療職に直接応じてほしいとの意向が強かった。
 調査した「やきつべの径(みち)診療所」(静岡県焼津市)の夏苅郁子(なつかり・いくこ)医師は「医療スタッフが適切に活躍できる場を工夫する必要がある」と指摘している。診察の参考にしてもらおうと、調査結果をまとめた小冊子を精神科病院などに配布する予定。
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がんのリスク「飲酒・喫煙」で↑ 遺伝子レベルで裏付け

2019年01月04日 21時13分42秒 | ガン
がんのリスク「飲酒・喫煙」で↑ 遺伝子レベルで裏付け
2019年1月4日 (金)配信朝日新聞

 がんの原因になりうる「遺伝子の変異」は、健康な人でも多く起き、それは加齢や飲酒、喫煙によって増える――。そんな研究報告を、京都大や東京大などのチームがまとめた。加齢や飲酒、喫煙が、がんのリスクを高めることは統計学的な傾向で明らかになっているが、遺伝子レベルでも裏付けられた形だ。英科学誌ネイチャー電子版に3日、掲載される。
 チームは、喫煙や飲酒とがんの関連が大きいとされる「食道」に着目。23~85歳の食道がん患者を含む134人について、がんになっていない「正常な食道の組織」を採取。自身の血液細胞の遺伝子と比較し、遺伝子の変異がどれほど起きているか、網羅的に調べた。
 すると、134人のうち食道がんの患者は全員で、健康な場合も94%の人で、何らかの遺伝子の変異がみられた。がん患者かどうかにかかわらず、変異の数は加齢に伴って増加。飲酒や喫煙の習慣がある人は、ない人に比べて、変異の数が増すペースが統計的に有意に高まっていた。がんとの関連が深いとされる「がん関連遺伝子」でも、同様の傾向がみられた。
 ただし、がん細胞で一般的にみられる遺伝子変異のパターンとは異なる部分もあったという。チームの小川誠司・京都大教授(腫瘍(しゅよう)生物学)は今回の研究成果について「がんの初期の発生を解き明かす大きな手がかりだ。一方で、(正常な細胞が)がんになるにはまだ段階があり、飲酒や喫煙をしない人はそれほど心配することはない」と話す。(野中良祐)
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がん遺伝子異常、加齢で増 飲酒や喫煙が促進、京大

2019年01月04日 21時10分08秒 | ガン
がん遺伝子異常、加齢で増 飲酒や喫煙が促進、京大
2019年1月4日 (金)配信共同通信社

 食道がんを引き起こす恐れがある遺伝子の異常は年を取るとともに増加し、過度の飲酒や喫煙で促進されることが食道上皮の遺伝子解析で分かったと、京都大の小川誠司(おがわ・せいし)教授(分子腫瘍学)らのチームが2日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
 小川教授は「加齢とともにがんになる人がなぜ多くなり、飲酒や喫煙がそのリスクをどう高めるのかを解明する重要な手掛かりとなる成果だ」としており、早期診断や予防につなげたいという。
 チームによると、がんは、細胞の特定の遺伝子に異常が生じ、増殖することで発症する。加齢に加え、生活習慣によってリスクが高まるとされるが、詳細なメカニズムは分かっていない。
 チームは、発がんに先立って起きる遺伝子の異常を調べようと、20~80代のがん患者や健康な人計約130人の正常な食道上皮を採取し、解析した。
 その結果、患者、健康な人を問わず、正常な細胞であっても、食道がんで頻繁に見られる遺伝子異常が加齢に伴って増え、過度の飲酒や喫煙歴があるとさらに増加する傾向にあった。
 こうした異常を持った細胞は、70歳以上の高齢者では飲酒や喫煙の有無にかかわらず、食道全体の面積の40~80%に拡大していることも判明。異常は生後間もない時期に生じていた場合があることも分かった。
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益田の医師グループ結成1周年 医療と介護向上へ専門分野連携進む

2019年01月04日 21時02分04秒 | 地域
益田の医師グループ結成1周年 医療と介護向上へ専門分野連携進む
2019年1月4日 (金)配信山陰中央新報

 益田市内で介護施設を運営している5病院・クリニックの医師有志が結成したグループの活動がこのほど、1周年を迎えた。それぞれ専門分野を持つ医療機関が連携し、市民向けの無料講演会などを定期的に開催。患者のニーズに合った病院や介護施設を紹介し合ったり、合同の勉強会を開いたりして関係を深め、地域医療を支える体制を強化している。
 グループは、あすかクリニック(益田市乙吉町)の井上貴雄院長の呼び掛けに、石見クリニック(同市駅前町)、金島胃腸外科(同市高津1丁目)、永瀬脳外科内科(同市土井町)、松ケ丘病院(同市高津4丁目)が賛同し、昨年11月に結成した。
 これまで、市民向けの講演会を定期開催。メンバーが「骨粗しょう症」や「便秘」など身近なテーマを取り上げ、健康法を伝授した。1周年を記念したシンポジウムは「長寿の秘訣(ひけつ)」をテーマに講演や意見交換などを行い、市民ら約300人が長生きの極意を分かりやすく学んだ。
 グループ内の情報交換や協力も進む。ケアマネジャーが患者の容態に合わせ、グループ内の適切な病院を紹介するなど「患者第一」の対応に努める。各病院が個別に開いている研修会への職員の相互参加が功を奏しており、他の病院の特色に対する理解も進んだ。金島胃腸外科の金島新一院長は「職員の知識も増え、意識も変わってきた」と効果を分析する。
 高齢化の進展を見込み、グループのメンバーは「介護と医療の連携を一層強くする必要がある」と口をそろえる。井上院長は「情報共有のやり方などさらに深めていかなければならない点はある」としながら、「横のつながりが強くなることで、患者の安心につながる」と今後の活動へ意気込んだ。
 次回の市民を対象にした講演会は来年1月19日午後2時から、益田市駅前町の市立保健センターで開く。
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月面開発で主導権、中国「裏側」探査に存在感 日本は?

2019年01月04日 20時14分38秒 | 
月面開発で主導権、中国「裏側」探査に存在感 日本は?
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石倉徹也 2019年1月3日20時57分

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 中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」の月の裏側への着陸は、急成長する中国の宇宙開発技術の高さを示すものだ。

 天体への着陸は、小惑星、火星、月の順で難しさが増すと言われる。月の重力によって落下速度が増す中、大気がなくパラシュートが使えないため、逆噴射で速度を抑え、機体を制御する高い技術が求められる。
 さらに裏側は、「命綱」とも言える地球との通信も直接にはできない。表側と比べてクレーターによる起伏が多く着陸が難しい。これまで月に軟着陸した計20機の探査機と宇宙船はすべて表側だった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の春山純一助教(月惑星科学)は「裏側への着陸は野心的な挑戦」と指摘する。
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