喫煙30平方メートル以下に限定 25年万博へ大阪府条例案
2019年1月11日 (金)配信共同通信社
大阪府は受動喫煙対策強化に向け、例外的に喫煙できる飲食店を客席面積30平方メートル以下に限定するなど、改正健康増進法より厳しい規制を盛り込んだ条例案をまとめ、10日にパブリックコメント(意見公募)を始めた。2月開会予定の議会に提出し、大阪で健康、医療をテーマに万博が開催される2025年度から全面施行する方針。
改正健康増進法は多くの人が集まる建物内を罰則付きで原則禁煙とし、20年4月に全面施行される。例外として、個人または中小企業が経営する客席面積100平方メートル以下の既存飲食店に関し、喫煙可能な場所であることを掲示すれば店内での喫煙を認めている。
大阪府の条例案はこの例外を「30平方メートル以下」とし、より小規模な店舗のみを対象とした。また努力義務として学校や病院、行政機関などを敷地内全面禁煙とし、国が認めている屋外喫煙場所の設置は不可とした。国の規制よりも厳しい受動喫煙防止条例は東京都などで成立している。