子どもに暴言を、どれだけ、吐いてきただろう。
「そげに、怒るなや」
と母に言われたことを思い出す。
いったいどんなことで
暴言を吐いたのか?
てんでおぼえていない。
体罰もした
叩いた
男の子二人
喧嘩ばかりしていた
父親である夫は、夜中に帰ってきて
子たちが学校へ行ってから、起きてきた。
母親の私は
大変だった。
でも、その頃の
一生懸命は
何物にも代えがたい
それ以上の一生懸命はない
少年達を愛していた
だから、一生懸命になれたかも
でも、
女手一つで
働きながら、育児は大変だった。
今も
今の女たちも
育児は大変だ
たとえ、育児休暇があっても
夫が、家にいて、手助けをしてくれていたとしても
育児は
子の抵抗が、反抗が、反発があるかぎり
憂鬱との闘いも
この反発がなかったら
することはなかっただろうし
嬉しい、楽しい、
微笑みの中の家庭生活がおくれる。
ご近所の事件
姉が弟を殺し
自分の部屋に火をつけて、死ぬことはなかった。
子育て、家族、問題だらけで大変だったけど
希望があった
子たちの成長に、希望があった。
でも、今はどうだろう、
単純に希望があるとはいえない。
保護者の体罰禁止・・・・・・・・・・・・・・・・・・
婆は、今は、子たち、孫に体罰は全くしない
でも、叩きたいという衝動に駆られるときが、ゼロとはいえない。