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COPDを鍼灸で治療 福島医大の鈴木教授、シンポで解説

2022年10月17日 22時45分45秒 | タバコ
COPDを鍼灸で治療 福島医大の鈴木教授、シンポで解説
 2022年10月17日 (月)配信福島民友新聞

 会津若松市の福島医大会津医療センター付属研究所(漢方医学研究室)の鈴木雅雄教授は15日、福島市で講演し、喫煙が主な原因とされる慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)に対する鍼灸(しんきゅう)治療の効果について説明した。
 福島医学会と同研究所が鈴木氏の教授就任を記念し、学術集会として開いた。集会ではシンポジウムが開かれ、COPDを臨床研究の主軸テーマとしている鈴木氏が講演した。
 鈴木氏は臨床研究のデータを交えながら、筋肉の緊張を和らげる鍼灸治療の効果を解説し「病院で寝たきりだったCOPD患者の男性がはり治療やリハビリをすることで、退院することができた」と話した。

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投与法、文書の4割未記載 再生医療、情報不十分か

2022年10月17日 22時41分21秒 | 事故事件訴訟
投与法、文書の4割未記載 再生医療、情報不十分か
2022年10月17日 (月)配信共同通信社

 病気の治療のため細胞を投与する「再生医療」で、医療機関が患者に治療内容を説明する文書の約4割に細胞の投与方法が記載されていなかったとの研究結果を、京都大のチームが16日までに米科学誌「セル・ステム・セル」に発表した。安全性に関わる情報が十分に伝わらないまま治療が実施されている恐れがある。
 約6割の文書では投与する部位が書かれていなかった。チームの藤田(ふじた)みさお京大特定教授は「体のどこにどんな処置をするのかきちんと説明していなければ、治療への同意が成立しているとは言えないのではないか」と指摘する。
 チームは、約2400の医療機関が実施する再生医療3467件の説明文書を2017年12月~18年2月に集めて分析。歯やがんの治療を対象としたものが特に多く、投与方法や部位の未記載が目立った。「脂肪由来再生幹細胞」など存在しない専門用語を使っている文書が47件あった。
 再生医療に取り組む医療機関は、再生医療等安全性確保法に基づき専門家でつくる委員会に「提供計画」を出し、安全性などの審査を受けた上で国に届け出る必要がある。国の認定を受けた委員会が全国に約160あり医療機関側が選べるが、審査の質が低いと疑問視される場合もある。
 藤田特定教授は、審査をした委員会のチェックが緩かった可能性を指摘。ずさんな提供計画を減らすために明確な審査の基準を作る必要があるとしている。

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メタボ健診の指導に数値目標…「腹囲2センチ、体重2キロ減」で終了

2022年10月17日 22時36分03秒 | 健康の保持増進
メタボ健診の指導に数値目標…「腹囲2センチ、体重2キロ減」で終了
2022年10月17日 (月)配信読売新聞

 厚生労働省は、特定健診(メタボ健診)で生活習慣の改善が必要とされた人に行う特定保健指導について、「腹囲2センチ、体重2キロ減」とする達成目標を新たに導入する方針を固めた。具体的な目標を定めて成果を評価することで、適切な保健指導を行い、生活習慣病の予防につなげる。厚労省は2024年度の導入を目指している。
 メタボ健診は、40~74歳の人を対象に毎年度実施されている。腹囲や血圧などを測定し、生活習慣病のリスクが高いと判定された人は、保健師らによる食事や運動に関する特定保健指導を受ける。腹囲で男性85センチ以上、女性90センチ以上などが基準となる。
 新たな目標を導入した特定保健指導では、初回の面接から3か月以上たった後、腹囲2センチ、体重2キロ減に達していれば、指導を終了する。
 この目標が達成できなくても、▽腹囲1センチ、体重1キロ減▽睡眠前の食事や間食をやめた▽ランニングを始めた▽2か月以上禁煙――などを評価して基準を満たせば、指導終了となる。
 これまでの特定保健指導は、面談や電話を一定回数行うことが目標とされていた。厚労省の分析では、腹囲2センチ、体重2キロ減を達成すると翌年度も体重や腹囲、血圧の改善傾向が見られたことから、目標として設定することとした。

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新型コロナ:新型コロナ マスク緩和、首相前のめり 経済回復へ 自ら外す場面

2022年10月17日 22時27分37秒 | 行政
新型コロナ:新型コロナ マスク緩和、首相前のめり 経済回復へ 自ら外す場面
 2022年10月17日 (月)配信毎日新聞社

新型コロナ:新型コロナ マスク緩和、首相前のめり 経済回復へ 自ら外す場面
 岸田文雄首相が、新型コロナウイルス対策のマスク着用ルールの緩和に前のめりになっている。一方で、感染再拡大を警戒する厚生労働省などは慎重で、政府内で足並みが乱れている。
 首相は6日の参院本会議で「マスク着用のルールを含めた感染対策のあり方を検討する。科学的な知見に基づき世界と歩調を合わせた取り組みを進める」と述べた。海外では多くの国でマスク着用義務を大幅に緩和しており、首相の答弁はマスクを外す機会をさらに増やすことが念頭にあるようだ。翌7日には、首相側近の木原誠二官房副長官が記者会見で「首相の発言の方針に沿って鋭意検討していく。屋外・屋内問わず全体を整理する」と明言した。
 ◇政府内は慎重論
 首相答弁で政府内には困惑が広がった。「何も聞いてない」。新型コロナ対策を担う内閣官房や厚労省の幹部らは口をそろえた。「新しいルールを作る話はない」と繰り返し、火消しに追われた。
 政府が5月に発表したマスク着用に関する見解では、屋外と屋内に分けて整理した。屋外は、周りの人と2メートル以上を目安に距離が取れれば、会話の有無を問わず不要だが、距離が取れずに会話する場合は必要となる。屋内は、距離が取れて会話しない場合は不要だが、距離が取れない、または会話する場合は必要だと定めた。夏を前に熱中症を防ぐため、屋外での着用を減らす狙いがあった。
 政府にとって、マスクの議論は鬼門だ。5月に見解を公表した際は「わかりにくい」といった批判が国民から相次いだ。内閣官房幹部は「マスクの方針を示しても批判されるだけ。触れないのが一番だ」と語り、政府は発信せず、現行ルールを踏まえて個人の判断に任せる方向だった。この幹部は、日本では感染によって抗体を持つ人の割合が欧米よりも格段に低く、感染拡大前からマスク着用に慣れていたこともあり「海外のように一斉に外すことにはならない」と分析する。
 ◇同時流行を警戒
 マスク緩和に慎重なもう一つの理由は、今冬に新型コロナと季節性インフルエンザが同時流行することを警戒するためだ。現行のマスク着用ルールを緩和するなら、屋内でマスクを外す機会が増えることが想定される。同時流行に備えるさなかに、屋内での着用緩和を打ち出すことについて、別の幹部は「考えられない」と一蹴する。
 首相はマスクを外す場面を徐々に増やしている。三重県鈴鹿市で9日にあった自動車F1シリーズの日本グランプリでは、屋外の式典でマスクを外してあいさつ。10日に鹿児島県で実施した屋内での車座対話では、アクリル板越しにマスクをせずに参加者と会話した。政府関係者によると、鹿児島県での対応は、屋内でも感染防止対策を行っているため容認されるという。加藤勝信厚労相は11日の記者会見で、首相の対応を「大変大きな意義がある」と歓迎した。今後は首相が住む首相公邸から官邸に入る際に、マスクを着けないことも検討しており、ルール緩和につなげる思惑が透ける。
 首相はなぜこのタイミングでマスク着用緩和を持ち出したのか。3日の所信表明演説でも、ワクチン接種の促進など当面の新型コロナ対策を説明した後、「マスクについては屋外は原則不要だ」と呼びかけた。5月の政府見解に沿った内容だが、今も屋外でマスクを着用する人が大半で、ルールが浸透していないことへの不満がにじんだ。
 首相は、経済社会活動と感染防止を両立させる「ウィズコロナ」に意欲を示してきた。マスク着用緩和も両立を促進する一環とみているようだ。政府は11日に水際対策を大幅に緩和した。内閣支持率が急落し、厳しい政権運営を迫られており、訪日外国人客(インバウンド)需要の回復に期待を寄せる。海外からの旅行者受け入れを加速させるためにも、マスクルールの周知、見直しを重視しているとみられる。
 とはいえ、感染再拡大の恐れは残っており、いったん緩和したマスク着用ルールを、再び厳格化することは容易ではない。ルール見直しには慎重な判断が求められ、しばらく政府内での綱引きが続きそうだ。【中村紬葵】
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腎臓移植1300件 80歳過ぎても第一線に

2022年10月17日 22時09分29秒 | 地域
腎臓移植1300件 80歳過ぎても第一線に
地域 2022年10月17日 (月)配信共同通信社

 白衣の袖をまくり上げ、一年中サンダル履き。風貌は粗野でも接する態度は温かく、信頼を寄せる患者は多かった。14日、81歳で死去した万波誠(まんなみ・まこと)さんは愛媛県宇和島市で半世紀にわたり泌尿器科医として働き、手がけた腎臓移植は1300件を超える。同業者が尻込みする難手術も断らず、80歳を過ぎてなお執刀を続けた。
 2006年、2人が逮捕された国内初の臓器売買事件で腎移植を執刀。不法行為への関与はなかったが、仲間の医師と続けてきた「病気腎移植」を事件発覚後に公表した。厚生労働省からいったん禁止され、不本意な日々を過ごした。
 山口大医学部出身。勤務した市立宇和島病院(愛媛県宇和島市)の上司に「移植を学びたい、駄目なら病院を辞める」と米国留学を志願し、世界屈指とうたわれた移植医に師事した。
 処分予定の野犬を役所から譲り受けて手術の練習を繰り返し、週2、3回の山登りで体力を維持。飲酒や喫煙はせず、晩年は糖質を制限して自己管理に努めた。
 親しい医師は「万波は形式的な会議や手続きが嫌い。患者を助けることしか興味がない」と評する。腕の良さを聞きつけた東京の大病院にスカウトされても断った。
 臓器売買への関与を疑われ、ドナー不足を背景に取り組んだ病気腎移植は日本移植学会とメディアに批判された。「あれは弾圧じゃった」。生涯消えない傷となった。

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