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高難度3手術同時成功 長野県立病院、世界初

2022年11月17日 22時44分31秒 | 医療情報
高難度3手術同時成功 長野県立病院、世界初
地域 2022年11月17日 (木)配信共同通信社

 長野県立こども病院(長野県安曇野市)は16日、指定難病を含む二つの先天性疾患を抱える生後8カ月の女児に対し、9月に3手術を同時に行い、世界で初めて成功したと発表した。術後の経過は良好で、女児は17日に退院する予定。今後の診断で異常がなければ、日常生活に支障はなくなるという。
 女児の病気は心臓の左右の心室が入れ替わり、心不全や不整脈を発症する恐れがある指定難病の「修正大血管転位症」と、下半身に十分な酸素を含む血液が送れず、生命の維持が困難になる「大動脈弓低形成」。二つの疾患を別々に手術したケースが欧米では数例あるが、同時手術の実施例はなかった。
 記者会見した竹内敬昌(たけうち・たかまさ)副院長は「極めてまれな病例だ。今後も重篤な病気を持った方の治療に当たり、それがうまくいくよう、(院内の)チーム力を発展させていく」と語った。女児と家族も同席。父親は「病院には感謝の気持ちしかない」と述べ、女児も声を上げるなど元気な様子を見せた。

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ひきこもり強制入院で賠償 精神科病院側に308万円

2022年11月17日 22時42分15秒 | 事故事件訴訟
ひきこもり強制入院で賠償 精神科病院側に308万円
 2022年11月17日 (木)配信共同通信社

 ひきこもりの人の自立支援をうたう民間業者の施設に入所させられた後、精神障害がないのに東京都足立区の精神科病院に強制入院させられたとして、関東地方在住の30代男性が病院側に慰謝料など550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は16日、入院は違法と認め、308万円の支払いを命じた。病院側は控訴する方針。
 賠償を命じられたのは、男性が入院した成仁病院を運営する医療法人社団成仁。大嶋洋志(おおしま・ひろし)裁判長は、男性は強制入院に当たる医療保護入院となったが、その要件の精神保健指定医の診察がなく、精神障害を裏付ける事情もなかったと判断した。
 さらに病院が男性の同意を得ないまま民間業者に医療情報を伝えたのはプライバシー権の侵害だとし、一連の対応を「厳しく非難されるべきだ」と指摘した。
 判決によると、男性は2018年5月、民間業者に自宅から連れ出され施設に入所。食事を拒否する状態が続き、業者が病院を受診させた。母親の同意に基づき50日間入院し、うち3日間は身体を拘束された。
 男性は業者も提訴し、東京地裁は今年3月、破産した業者に110万円の債権があるとの判決を言い渡した。
 男性側の宇都宮健児(うつのみや・けんじ)弁護士は東京都内で記者会見し「業者がひきこもりの人を従わせるために病院を利用しているとしたら大問題だ」と話した。会見に同席した男性は「精神疾患がないのに家族の同意で入院させられてしまうのはおかしい」と訴えた。

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