新型コロナ 第8波警戒 県、臨時施設設置へ 発熱外来も拡充 /茨城
2022年11月19日 (土)配信毎日新聞社
県は18日、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に向け、介護士を配置した臨時の医療施設を2023年1月に設けると発表した。約200人を収容し、主に介護が必要な高齢患者が酸素投与や点滴を受ける。設置場所は調整中で、県が委託する事業者が介護スタッフや医療従事者を集める。
同日に記者会見した大井川和彦知事は、感染者数の増加から「(新型コロナの)第8波が確実に到来してきている」と警戒。県は同時流行で発熱患者が最大1日1万9400人になるとみており、医療機関に協力を呼び掛けるなどして発熱外来で受診可能な人数を現在の1日1万5000人から1万7800人まで増やすことを目指す。
一方で知事は、流行中のオミクロン株の重症化率は「季節性インフル並み」として、外出自粛や時短営業の要請などは行わない考えを改めて述べた。
県感染症対策課によると、11~17日の新規陽性者数は1日平均約1755人で、前週の1330人から約1・3倍に増加した。【森永亨】