「プーチンのために死にたくない」:ロシア召集令状を前にした国民の声
Zeleb.es によるストーリー • 昨日 22:32 「ニューヨーク・タイムズ」紙によれば、モスクワの目抜き通りの一つであるアルバート通りで抗議デモが行われ、参加した市民が拘束された。
首都のメインストリートで抗議者を拘束
「ニューヨーク・タイムズ」紙によれば、モスクワの目抜き通りの一つであるアルバート通りで抗議デモが行われ、参加した市民が拘束された。
ロシアのプーチン大統領は25日、モスクワ郊外の公邸で、ウクライナ侵略を続けるロシア軍の兵員補充のため招集された動員兵の母親らと初めて懇談した。プーチン氏は「痛みを共有している」と述べ、兵士の家族に寄り添う姿勢をアピールした。一方で「人は必ず死ぬものだ」と述べ、兵士の生命を重視していないように聞こえる発言もあり、動員の長期化や拡大への懸念が強まる形になった。
プーチン氏は「ロシアでは年間約3万人が交通事故で死んでおり、アルコールでも同程度、死者が出ている」と語り、「重要なのは、どのように生きたかだ」と訴えた。侵略の今後に関しては「我々は目標を達成しなければならないし、疑いなく達成する」と述べた。
複数の独立系メディアは、懇談の参加者には政権与党のメンバーら政権寄りの関係者が多く含まれていたと指摘した。懇談の様子は国営テレビが放映した。
プーチン氏は25日の大統領令で、兵員を招集する際に使用するデータベースを2024年4月までに整備するよう指示した。プーチン氏は10月末に予備役の部分的動員が完了したと宣言したが、完了に必要とされる大統領令は出しておらず、散発的な動員が続いているとの指摘が相次いでいる。
ロシア人記者で作る独立系メディア「IStories」は25日、露軍参謀本部と情報機関「連邦保安局」(FSB)関係者の話として、軍部は来年夏までに動員兵約10万人が死傷する事態を想定していると報じた。