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NHKニュース おはよう日本「頻繁な救急要請 背景に“心の病”」【5月23日放送】

2016年05月24日 19時33分18秒 | 行政
NHKニュース おはよう日本「頻繁な救急要請 背景に“心の病”」【5月23日放送】
2016年5月23日 (月)配信Live on TV
2016年05月23日(月) 04時30分~05時00分/NHK総合

 緊急性が低いながら救急車を呼ぶ患者が増加し、救急車を要する患者に影響が出ていることに対して千葉市が実態調査を行ったところ、頻繁な要請の背景に心の病があることがわかった。千葉・稲毛消防署では年間3000件超の出動要請に1台の救急車で対応しており、救急車が本当に必要な人がおざなりにされることが危惧されている。

 頻回利用者と呼ばれる人の中には1年に121回も要請したケースもあり、要請の87%は軽傷・不搬送だった。パニック障害の患者は年に8回救急車を要請し、パニック時に救急隊員と話すことで症状が落ち着いたと言う。VAICコミュニティケア研究所の津田祐子専務理事は、1人で悩みを抱えた人に相談者がいればこういった事態は起きないだろうとの見解を示した。
市は頻回利用者は心の助けを求めているとし、今後彼らを支援をして緊急性の低い要請を減らす方針だ。日常で感じたことがない強い症状があった場合は我慢せず救急を要請すべき。救急専用ダイヤルやインターネットにて症状別に緊急性の高さを判断できるマニュアルも公開されているため、判断に迷った場合は活用するよう各地の消防は呼びかけている
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抗精神病薬による糖尿病抑える薬剤発見 京都大のグループ

2016年05月24日 06時25分34秒 | 医療情報
抗精神病薬による糖尿病抑える薬剤発見 京都大のグループ
2016年5月23日 (月)配信京都新聞

 特定の抗精神病薬の副作用である糖尿病の症状を抑える薬剤を、京都大薬学研究科の金子周司教授と大学院生の長島卓也さんらが、医療用ビッグデータと実験を組み合わせて発見した。珍しい研究手法で、今後の広まりが期待されるという。英科学誌サイエンティフィック・リポーツに20日、発表した。

 グループは、米国の食品医薬品局(FDA)が持つ700万件以上の副作用データベースを使用。その中で、統合失調症の治療薬「クエチアピン」と副作用の糖尿病に着目した。

 データ分析では、クエチアピン処方の患者は、糖尿病発症のリスクが約20倍に増加していた。次にクエチアピンと併用する薬剤で、副作用を抑えているケースを調査。ビタミンD併用では糖尿病発症率が3分の1に減っていることが判明した。

 ビタミンDが糖尿病発症を抑える仕組みはマウスで調べた。クエチアピンは血液中の糖が組織に取り込まれるのを阻害し、血糖値を上昇させることが知られていた。ビタミンDをクエチアピンと合わせて投与すると、組織への糖の取り込みが阻害されにくくなることが分かった。

 金子教授は「医療用のビッグデータが使えるようになってから日は浅い。今後、この手法を使って新たな薬剤の作用を見つけられるはず」と話した。
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妊産婦4%に精神ケア必要 推計4万人、厚労省研究班

2016年05月24日 06時22分55秒 | 医療情報
妊産婦4%に精神ケア必要 推計4万人、厚労省研究班
2016年5月23日 (月)配信共同通信社

 日本の妊産婦の少なくとも4%が精神的なケアを必要としているとの調査結果を、厚生労働省研究班が22日までにまとめた。年間約100万人が出産することから、支援が必要な妊産婦は約4万人と推計される。妊娠中や出産直後はうつ状態になりやすいことは知られているが、研究班によると、具体的な人数を示すデータは初めてという。

 調査を担当した日本医大の中井章人(なかい・あきひと)教授(産科)は「妊産婦が精神の病気を患うリスクが高いことが裏付けられた。見逃されている軽度の症状の人を含めると実態はもっと多いはずだ。産科と精神科との連携が必要だ」と話している。

 調査は全国の産科病院など2453施設を対象に、昨年11月に出産した女性についてアンケートし、1073施設から回答を得た。その結果、精神疾患の症状や抑うつの疑いがあるなど「メンタルヘルスケアが必要」と医師が判断した妊産婦は3万8895人中、1551人(4%)だった。

 このうち精神科への通院歴がなく、妊娠をきっかけに発症した可能性が高い人は381人(25%)に上り、10代と20代の若い女性が多かった。特に「結婚していない」「貧困」「実母と折り合いが悪い」といった社会的背景のある人に多い傾向があったという。
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群大手術死、50例全てで不備…外科学会が検証

2016年05月24日 06時20分12秒 | 医療情報
群大手術死、50例全てで不備…外科学会が検証
2016年5月23日 (月)配信読売新聞

 群馬大学病院の手術死問題で、日本外科学会が行った死亡例の検証により、対象となった第一、第二外科(2015年4月に統合)の50例全てで、説明や記録も含めた診療経過に何らかの形で不備が指摘されていることがわかった。

 死亡例全般で、行われた医療の質が問われる結果となった。問題の発端となった第二外科だけでなく、第一外科も含め二つの外科が限られた人員で同種の診療を別々に行う非効率な体制を続けた病院組織の問題が、診療の質の低下を招いたとみられる。

 同学会の検証は、群馬大が設置した第三者の調査委員会が委託。07~14年度に行われた消化器外科手術(約6700例)の死亡64例のうち50例(第一14、第二36)をカルテや画像、病院関係者の聞き取りを基に医学的に検証した。
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中高生ピロリ検診・除菌の意義【119JPS】

2016年05月23日 14時20分35秒 | 医療情報
中高生ピロリ検診・除菌の意義【119JPS】
兵庫医大の奥田氏、篠山市の取り組みから指摘
日本小児科学会2016年5月23日 (月)配信 消化器疾患小児科疾患感染症

奥田真珠美氏

 兵庫医科大学ささやま医療センター小児科教授の奥田真珠美氏は、札幌市で開かれた第119回日本小児科学会学術集会(119JPS、5月13-15日)のシンポジウムで、希望者へのピロリ菌(Hp)検診の実績と、保護者などへの意識調査の結果を踏まえ、2014年度から兵庫県篠山市で中学生を対象に、公費負担によるHp検診を開始したことを紹介した。感染早期の除菌によって小児の将来的な胃癌を予防し、世代間感染の連鎖も断ち切れる可能性があるとして、中高生に対するHp検診の意義を強調した。

2012年は対象者の4.2%が陽性反応

 胃癌の原因とされるHpの除菌は、慢性胃炎にまで拡大されているが、近年は胃癌予防目的で中高生を対象としたHp検診を公費負担で行う自治体が増えている。

 奥田氏らは、2012年に篠山市内の全6中学校の1-3年生1225人を対象にHp検診を実施した。事前説明で検査を希望した337人に対し、尿中Hp抗体または血清Hp抗体をELISA(Enzyme-Linked Immuno-Sorbent Assay)法で測定した。尿のみの検体提出は131人、血液のみは19人、両方が187人だった。

 尿中抗体の陽性率は3.1%(10人)、血中では5.8%(12人)に上り、尿中と血中のいずれかで陽性反応を示した生徒は4.2%(14人)となった。2次検診を受けた7人のうち6人が尿素呼気試験(UBT)で陽性反応を示し、除菌を希望した4人に対しプロトンポンプ阻害薬(PPI)とアモキシシリン(AMPC)に、クラリスロマイシン(CAM)またはメトロニダゾール(MNZ)を加えたPAC療法かPAM療法を施行、除菌成功率は100%だった。

保護者の93%超が子供の受診を希望

 2013年にHp検診・除菌に関する小中学生とその保護者に対する意識調査を行ったところ、中学2、3年生では6割以上、保護者では95%以上が賛同した。検診希望については、小中学生の半分以上が「分からない」と答えたが、保護者は93%が子供の検診を望んでいることが分かった。

 奥田氏らの検診実績と意識調査の結果を受け、同市では2014年度より公費負担で市内の中学生全員を対象にHp検診と除菌治療を行っている。検査の流れは、1次検診として学校検尿を利用して希望者の尿中抗体を測定し、陰性の場合は20歳での検診を勧める。陽性であれば2次検診で便中抗原の測定かUBT(2016年度より)を実施し、そこでも陽性反応を示した場合は、希望者に対し高校3年生まで、2次除菌までとの条件で除菌を施行している。この際に腹部症状があれば、保険診療での上部内視鏡を実施しているという。

 2014年の対象者(366人)受診率は96.66%に上り、受診者355人の陽性率は5.35%だった。これらの結果について奥田氏は「小児Hp感染者の一部から胃癌が将来発生することは確実だが、感染早期の除菌で若年胃癌を予防できる可能性がある。親になる前に除菌すれば、子への感染も予防できる」として、中高生に対するHp検診と除菌の意義を説明。実施については「十分な議論を行い、安全かつ確実な方法を検討することが重要」との見解を示した。
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慢性腎臓病悪化の指標発見 透析リスク把握も、大阪大

2016年05月23日 13時50分29秒 | 医療情報
慢性腎臓病悪化の指標発見 透析リスク把握も、大阪大
2016年5月19日 (木)配信共同通信社

 慢性腎臓病(CKD)が今後どのように悪化する可能性が高いのかを患者ごとに予測できる指標となる物質を見つけたと、大阪大や九州大などのチームが英科学誌電子版に18日発表した。

 腎臓の機能が低下すると必要になる人工透析の導入や、死亡に至るリスクを把握しやすくなるとしており、新たな検査法として実用化を目指す。腎臓病に合併しやすい糖尿病や心不全などの治療にも役立つという。

 チームの猪阪善隆(いさか・よしたか)・大阪大教授(腎臓内科学)らは、タンパク質の原料となるアミノ酸のうち、体内にごく微量しか存在しないもののさまざまな働きを持つことが分かってきた「D型アミノ酸」に注目。

 チームは2005~09年に大阪大の関連病院を受診した慢性腎臓病患者118人を対象に、特殊な解析装置を使って血中のD型アミノ酸を測定し、平均4年間経過を見た。

 その結果、2種類のD型アミノ酸について、血中濃度が高いと人工透析や死亡に至るケースが、濃度が低いケースの約3倍になった。

 猪阪教授は「なぜD型アミノ酸が関与するのかは不明だが、病気の進展メカニズムの解明につながる発見。患者の個人差に合わせた治療や、新たな治療薬の開発に結び付けたい」と話した。
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月との受診

2016年05月23日 13時20分18秒 | 
5月22日は満月でした。
20日も21日も、その数日前も、夜の空は雲薄く、
輝く月はよく見えました。
この頃の月は部屋からもよく見えて
雲がないと明るく部屋を照らします。

5月は満月がよく見えてラッキーでしたね。
今夜は雲あって、月が見えるかどうか分かりませんが
これからの月の出はどんどん遅くなって
夕方から見える月とはさよならですね。

ちなみに今夜の月の出は
島根県松江市で8時(20時)18分
ね、遅いでしょ。
まだ、満月に近い月だけど、夕方は見えませんね。

夕べは8歳の子に喘息が出て、9時過ぎから松江市立病院受診。
金色に輝く月とのドライブでした。

子には注射もしていただいて、
帰宅は11時半ごろになりました。

夜咳が出たときは翌日は受診して喘息対策をしないといけないと
土曜日の夜咳多く、でも、朝~昼は咳なく、日曜日なので、受診しなかったら、
夜8時ごろ急に咳多く出て、嘔吐もし、息が喘息になって、肩で息し
胸が痛いと言い出したので、急遽、救急外来の受診でした。
そして、
5400円支払いました。
以前は、喘息発作の時の受診は私費は取られなかったけれど
緊急が認められて、
でも、
今はいかなる症状であれ、紹介状がないと5400円は支払わなければなりません。
分かっていたけど、昼、浅野先生のところに連れて行かなかった私でしたから
しょうがありません。

地区の掃除が朝あって、その後はとても、しんどくて、連れていけなかったのです。(涙)
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「フクシマとは違う」 被災国で進む原発建設 「30年後の選択 チェルノブイリ最大の被害国から」

2016年05月23日 10時07分42秒 | 地域
「フクシマとは違う」 被災国で進む原発建設 「30年後の選択 チェルノブイリ最大の被害国から」
2016年5月19日 (木)配信共同通信社

 ベラルーシ北部、オストロベツという小さな町で今、この国で初めてとなる2基の原発建設が進んでいる。隣国ウクライナのチェルノブイリ原発事故で大きな被害を受けた国がなぜ原発を選んだのか。

 「ここは2010年まで何もない草原でした」。地元出身で、オストロベツの原発情報センターに採用されたという広報担当者が誇らしげに言った。人口8500人だった町には、13年に原発建設が始まると同時に4千人の作業員がやってきた。

 真新しいアパートが立ち並び、小学校と幼稚園も新設された。広報担当者は「作業員は皆、高給取りで、仕事に満足しています」と説明する。

 2基はロシア型加圧水型で出力はいずれも120万キロワット。事故時にメルトダウン(炉心溶融)を防ぐコアキャッチャーという装置も備えている。1号機が18年、2号機が20年に完成する予定だ。

 ベラルーシには海がない上、原発は標高300メートルの高原に立つため、地震や津波による事故は考えられないという。

 建設現場には頻繁に車両や作業員が出入りし、近くに完成した訓練センターでは運転員の訓練が始まっている。

 30年前の事故は気にならないのか尋ねると「ベラルーシにはチェルノブイリの事故収束にあたったベテラン作業員がたくさんいます。彼らは原発近くに別荘を買い、家族と週末を過ごしています。原発に危険がない証拠です」という答えが返ってきた。

 原発建設は「強いベラルーシ」を目指すルカシェンコ大統領の直轄事業として進められている。日本と同様、資源に乏しいこの国が原発建設を決めた表向きの理由は、経済性とエネルギー安全保障の観点からだ。

 ベラルーシの発電は、ロシアからパイプラインで送られる天然ガスに依存している。年間の輸入量は200億立方メートルにも及ぶが、政府は原発2基の稼働で、輸入量を150億立方メートルに削減できると試算しているという。

 ただ、建設を請け負ったのはロシア国営ロスアトム社傘下の企業で、約1兆円の建設費の9割はロシアの融資だ。装填(そうてん)する核燃料もロシアが用意し、稼働後の使用済み燃料は引き取ってくれる契約になっている。

 首都ミンスクに住む経済ジャーナリストのマニョノク・タチアナさんは「依存度が下がるどころか、建設費の返済ができなくなれば、原発を取り上げられる可能性さえあります。結局、原発を所有して一人前の国になりたいという大統領の見えを誰も否定できないのです」と指摘した。

 ベラルーシ政府の関係者は「われわれはチェルノブイリの経験から多くを学んだ。フクシマのようにはならない」と口をそろえるが、原発建設現場から帰る車の中で、通訳の男性はあきれた様子でこう言った。

 「日本でも以前は『日本の原発はチェルノブイリのようにはならない』と言っていたんですよね。今のベラルーシはまさにそれと同じです」(共同通信・角亮太)
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看護師、勤務改善求め要請行動

2016年05月22日 11時32分15秒 | 
看護師、勤務改善求め要請行動
2016年5月20日 (金)配信毎日新聞社

 医師や看護師などで作る労働組合が19日、看護師の夜勤の改善などを求める要請行動を国会周辺で行った。また職員増などを求める約30万人の署名を国会に提出した。

 要請行動は、長時間夜勤や人手不足が常態化し、医療の安全に影響を及ぼしていることに危機感を抱いた労組が2013年から取り組んでいる。日本医労連が14年に実施した看護職員の実態調査では73%が「慢性疲労がある」と回答、75%が「仕事を辞めたいと思う」と回答した。


長時間夜勤は、とても辛いですが、介護職場も、病院も、2交代勤務がベターとの判断がまかり通っていて、それについていけない4,50代の離職が多いです。>
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注意欠陥多動性障害、成人期に発症も 研究

2016年05月22日 11時11分50秒 | 医療情報
注意欠陥多動性障害、成人期に発症も 研究
科学 2016年5月19日 (木)配信 時事通信

【マイアミAFP=時事】注意欠陥多動性障害(ADHD)は、子どもに影響する障害と広く考えられているが、一部の患者は、大人になってから初めてADHDを発症する可能性もあるとの研究結果が18日、発表された。≪写真は資料写真≫
 米国医師会の精神医学専門誌「JAMAサイキアトリー」に発表された、英国とブラジルのそれぞれの研究チームによる独立した2件の研究論文によると、子どもの時にADHDと診断されなかったにもかかわらず、若年成人になって初めてADHDと診断されるケースが多いため、遅発型のADHD自体が独自の疾患である可能性があることが示唆されるという。
 成人がADHDと診断される場合、注意欠如、活動過剰、衝動的行動などの症状が、子どもでみられるよりも重くなることが多く、交通事故や犯罪行動などの増加を伴う傾向がみられると、研究チームは指摘している。
 ADHDは、成人の約4%でみられると考えられている。
 12歳未満の子どもに、通常の活動や発達に支障を来す不注意または衝動的な行動が6種類以上、6か月連続でみられる場合にADHDと診断すると定義されている。
 英ロンドン大学キングスカレッジなどの研究チームが、2000組以上の双子を対象に実施した調査では、合計166人が成人期ADHDと診断されたが、その内の68%は「小児期にはどの検査でもADHDの基準を満たしていなかった」ことが分かった。
 この調査では、5歳、7歳、10歳、12歳でそれぞれ収集した母親と教師からの報告に基づいて、子ども時代のADHDを判定した。
 調査の時点で18~19歳の成人では、自身の症状や行動について被験者と話し合う面談を基に診断を下した。
 調査の結果、成人では、子ども時代から続く「持続性のADHDは少数派」であることを研究チームは発見した。
 恐らく、小児期発症型と遅発型の成人期ADHDは、それぞれ異なる原因で発症すると思われ、このことは「ADHDの遺伝子的な研究や治療に示唆を与える」と、研究論文は説明している。
 ■2つの症候群
 研究ではまた、双子のデータの分析から、成人期ADHDが、小児期ADHDに比べて遺伝的要因の可能性が低いことと、発症率が男女でほぼ等しいことも分かった。一般的に、小児期ADHDは、男児の方が発症率がはるかに高い。
 さらに、英国の研究チームは「遅発型のADHD患者は、不安神経症やうつ病、マリフアナやアルコールの依存症などの罹患(りかん)率が高いことが、今回の調査で明らかになった」と付け加えている。
 ブラジルの研究チームが1993年に開始した5000人以上を対象とする追跡調査では、子どもの時にADHDと診断された成人の患者の割合は12%で、また成人しても引き続き障害が見られた子どものADHD患者は17%と、ともに非常に少数であることが分かった。
 この結果は「発症経路が明確に異なる2つの症候群の存在」を示唆していると研究は指摘。また、遅発型のADHDと診断された患者では「重度の症状、機能障害や他の精神疾患」を示していたことにも触れた。
 成人期ADHDの原因の解明、さらには小児期ADHDとは別の疾患であるとの判定には、より多くの研究が必要となる。【翻訳編集AFPBBNews】【時事通信社】
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「おくるみ」でSIDSの発生率が上昇

2016年05月22日 10時50分35秒 | 
「おくるみ」でSIDSの発生率が上昇
「うつぶせ寝」でさらに危険に
HealthDay News2016年5月20日 (金)配信 小児科疾患産婦人科疾患救急

 睡眠中の乳児におくるみを使い、特にうつぶせにすると、乳児突然死症候群(SIDS)による死亡リスクが高まることが、米バージニア大学医学校小児科教授のRachel Moon氏らの研究で示唆され、研究論文が「Pediatrics」オンライン版に5月9日掲載された。

 おくるみとは通常、頭は出して腕を中に入れた状態で毛布や布で子どもをくるむことを指す。米国疾病管理予防センター(CDC)によると、米国では2014年、約1,500人の小児がSIDSで死亡したという。

 Moon氏らは、これまでに発表された4件の研究の結果を分析し、SIDSで死亡した乳児760人をそうでない乳児1,759人と比較した。これらの研究は20年にわたり、英国、オーストラリアのタスマニア、米シカゴで実施された。

 分析の結果、くるまれた乳児では、SIDSで死亡する可能性が50~60%高かったという。おくるみによりSIDSリスクは全般的に上昇したが、うつぶせにして寝かせるとさらに上昇し、これらの乳児のSIDSリスクはおくるみを使わない乳児の約13倍に達した。このリスクは、乳児が自分で寝返りができる可能性の高まる生後6カ月に近づくにつれて上昇した。

 Moon氏は、これらの関連性の原因は説明できず、本研究はおくるみとSIDSリスクの因果関係を証明できないとしている。また本分析には、4件の研究でおくるみの定義が異なるなど、いくつかの限界があったという。

 Moon氏は、「子どもが寝返りできるようになったらおくるみを使ってはならないこと、うつぶせまたは横向きに寝かせないことを覚えておいてほしい」と話している。一方で他の専門家は、「睡眠時のおくるみは全て推奨しない」とコメントしている。
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ALS治療、HGF薬投与で医師主導P2

2016年05月21日 12時09分01秒 | 医療情報
ALS治療、HGF薬投与で医師主導P2
東北大-阪大、有効性と安全性を検証
化学工業日報2016年5月20日 (金)配信 神経内科疾患投薬に関わる問題

 東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野の青木正志教授と、大阪大学大学院医学系研究科神経内科学の望月秀樹教授はこのほど、遺伝子組み換え肝細胞増殖因子(HGF)製剤「KP-100IT」を用いた筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療について、医師主導第2相臨床試験(P2)を実施すると発表した。

 ALSに対する遺伝子組み換えHGFの有効性と安全性を確認するために実施する。ALS患者の脊髄腔内にHGF製剤を投与する。東北大学病院、大阪大学医学部附属病院がそれぞれ24例ずつ、合計48例のALS患者を登録する。治験期間は2019年8月までを予定している。HGF製剤KP-100ITはクリングルファーマが提供する。

 HGFはもともと肝細胞の増殖因子として発見された生理活性物質だが、運動神経細胞の保護効果を示す神経栄養因子としての作用も強く、難治性神経疾患に対する治療薬として臨床応用が期待されていた。青木教授らは、慶応義塾大学の岡野栄之教授らと共同で、ヒトHGFを遺伝子組み換え技術によって医薬品化する創薬研究を行っていた。

 11年から世界初の遺伝子組み換えHGFの脊髄腔内投与によるP1を東北大学病院で実施している
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生活習慣病と関連する、酸化ストレスについて

2016年05月21日 10時59分37秒 | 医療情報
生活習慣病と関連する、酸化ストレスについて

生活習慣病は、現代に流行している疾患のひとつです。生活習慣病と呼ばれる代表的なものには、高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症などがあります。これらは自身の生活習慣の偏りによって引き起こされる疾患です。偏食や運動不足、喫煙や飲酒の習慣、日々のストレスなどのさまざまな要因が関与しています。

そのなかでも生活習慣病に大きく関与しているものに、酸化ストレスというものがあります。生活習慣病と関連する、酸化ストレスとは一体どんなものなのでしょうか。

生活習慣病の主体は動脈硬化

生活習慣病の主な病態は、実は動脈硬化です。動脈硬化を発症する危険因子は、高血圧や糖尿病、脂質異常症のような疾患なのです。これらの疾患は一般的に「生活習慣病」と呼ばれている疾患です。

生活習慣病は日々の生活のなかにさまざまな要因があります。生活習慣だけでなく、遺伝によって発症しやすい人もいます。ですが、生活習慣病の大きな要因として考えられるのはやはり肥満なのです。

動脈硬化の発症には、酸化ストレスと呼ばれる活性酵素による脂質過酸化が主な機序とされています。そこで、この酸化ストレスが生活習慣病の発症に大きく関与している肥満と、何か関係があるのではないかという研究がなされました。

肥満によって酸化ストレスが高まる

研究の結果から、肥満によって活性酵素による脂質過酸化が増加しているということがわかりました。これは、酸化ストレスの高まりを示しているということになります。

また、この研究結果ではBMIのほかにも血圧、血糖、尿酸に関しても酸化ストレスに関与していることがわかりました。すなわち、肥満は血圧、血糖、尿酸のような要因とともに酸化ストレスを高めることで、動脈硬化の発症に大きく影響している可能性があるという結果が得られたのでした。
BMIチェック

日々の生活習慣を見直す

生活習慣病と呼ばれている疾患は、初期の自覚症状が気付きにくいものが多いです。症状に気付いたときには、すでにかなり進行していることも珍しくはありません。

食生活の偏りや運動不足に心当たりがある人は、今日から少しずつでも自身の体のことを考えてみるとよいでしょう。また、禁煙や禁酒を希望している人は思い切って病院に相談してみることで、生活習慣の見直しに一歩近づけるかも知れません
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足利赤十字病院「世界一」 国際医療福祉建築賞で最優秀 省エネなど先進的な取り組み /栃木

2016年05月20日 23時47分14秒 | 地域
足利赤十字病院「世界一」 国際医療福祉建築賞で最優秀 省エネなど先進的な取り組み /栃木
2016年5月20日 (金)配信毎日新聞社

 足利市の「足利赤十字病院」(小松本悟院長)は19日、同病院が国際病院設備学会が設けた「国際医療福祉建築賞」の最優秀賞に選ばれたと発表した。

 同病院によると、この賞は医療分野での優れた建築プロジェクトを顕彰するため、同学会が新設した。2011年以降に建築された医療、福祉施設が対象で、治療環境▽利用しやすさ▽日常生活のための機能性▽身体的、社会的な満足感――などを審査し、各国の専門委員の投票で決める。各国から計40件の応募や推薦があり、4月にオランダで開かれた同学会で、「世界一」と発表されたという。

 同病院は11年6月、同市五十部町の旧足利競馬場跡地に新築された。免震構造の9階建て病棟、救命救急センターが入る中央診療棟、外来棟、講堂など延べ床面積5万1800平方メートル、病床数555床。一般病棟は全室個室で、レストランやコンビニエンスストアも入り、電源の一部に太陽光、風力発電などの自然エネルギーを取り入れた先進的な施設。昨年度の「省エネ大賞」(省エネルギーセンター主催)で経済産業大臣賞(最高賞)も受賞している。

 オランダで授賞式に出席した小松本院長は「我々のコンセプトや取り組みが世界的に評価され、大変光栄。全職員にとって誇りとなり、日常業務への励みにつながる」とコメントした。【太田穣】
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新車が実質2千円 ふるさと納税、富裕層の節税策に

2016年05月20日 23時32分30秒 | 買い物
新車が実質2千円 ふるさと納税、富裕層の節税策に
青山直篤、杉浦幹治
2016年5月16日05時08分

 房総半島の中央にある人口約1万人の千葉県大多喜町。返礼品は町で使える金券で、ふるさと納税をする富裕層には有名な自治体だ。2014年12月に金券を贈り始め、15年度の寄付額は前年度の40倍近い約18億円に急増した。4月下旬、ネット上で高級ブランド品販売をうたい、金券の使用先として富裕層に人気の「店」を訪ねた。

ふるさと納税額、3倍超に 返礼競争でお得感高まる
特集:ふるさと納税

 建物の2階に「大多喜百貨店」の看板。入り口がわからず、1階の飲食店で尋ねると「鍵を預かっています」。案内されたアパートの一室には千円のサングラスやしゃもじが並ぶ。案内してくれた女性は「普段は誰もいません。専らネット通販の会社だそうです」という。

 「店」はなぜ人気か。

 例えば、給与年収1億円の男性が昨年、町に400万円をふるさと納税したとする。自己負担は2千円で、399万8千円は男性の所得税と住民税から減額される。町からは寄付額の7割、280万円分の金券が贈られ、2千円を引いた279万8千円分が「もうけ」になる。金券を資産に換えれば節税完了だ。

 「大多喜百貨店」は客に金券を郵送させ、高級品を送るのが売りだった。東京の業者が町に「支店」を登記したのは15年4月。町は金券を扱える業者として登録した。業者が持ち込んだ金券は町が換金する。業者は「町にまずはネット販売でいいと言われた」。最近になってネット通販はやめたという。

 町は3月から、寄付に対する金券の額の割合を7割から6割に下げるなど規制を始めたが発行は続く。
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