医療者に「ありがとう割引」 仙台商議所青年部 飲食や買い物など50社参加
新型コロナウイルス感染症と最前線で向き合う医療関係者に感謝の気持ちを示そうと、仙台商工会議所青年部は会員事業所の連携による応援事業を始めた。飲食、買い物、美容など多様なサービスを割引や無料で利用してもらい、労をねぎらう。
「ありがとうプロジェクト」と銘打ち、仙台市内で事業を展開する約50社が参加。飲食関連では、カリーナフードサービスが直営7店舗でディナータイム利用時に10%を、居酒屋「へそのを」は全店舗で20%を割り引く。荒岩本店、三文字屋呉服店、久世福商店仙台クリスロード店などでは10%引きで買い物ができる。
観光タクシーのガイド、保育園の一時預かり、法律相談が無料となったり、資産運用セミナーが割引料金となったりして幅広いサービスが利用できる。
同様の応援事業を複数の事業所が連携して展開するのは全国的にも珍しいという。プロジェクトを担当する同青年部新規ビジネス推進委員会の石井健太郎副委員長は「命を守るために過酷な現場で戦う皆さんに少しでも安らかな気持ちになってもらいたい」と話す。
青年部の清川晋会長は「謝意を示すとともに、苦境にある飲食店などの利用を促進し、地域経済の活性化にもつなげたい」と話す。
会員234事業者のうち、BtoB(企業間取引)の企業を除き約70の事業所の参加を見込む。サービスの詳細は同青年部のホームページに掲載。利用時に身分証明書を提示する。連絡先は同青年部事務局022(265)8127。
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