Mars&Jupiter

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グスタフ・ホルストの「オラフ王賞賛」を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2010-12-08 03:14:44 | グスタフ・ホルストの声楽曲・合唱曲
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは、ホルストの声楽・合唱曲である。
オラフ王賞賛は、テノールと合唱と軍楽隊のための作品で、
1910年から1911年にかけて作曲された作品である。
オラフ(オーラヴ)王とは当時のノルウェー王で、
聴いたCDは、セアン・キャルタン・イベルセンのテノール、
グレクス・ヴォーカリス、レイフ・アルネ・タンゲン・ペデルセン指揮
ノルウェー王国海軍バンドの演奏による。
第1曲「ラッパの合図」は、トランペット・ソロの響きに合わせ、
他のトランペットがファンファーレのように威勢よく奏する。
第2曲「最初の戦闘の音楽」は、戦闘らしく勇ましい感じの音楽が、
吹奏楽全体で奏され、盛り上がりをみせて終わる。
第3曲「略奪の歌」は、合唱が加わり、民謡風の歌が歌わせる。
「略奪だ!略奪だ!」と歌うヴァイキングの意気揚々とした歌である。

第4曲「ビャルカマル」は、最初テノールの独唱が民謡風の旋律を歌う。
それが終わるとトランペットのファンファーレが入り、
続いて合唱による勇ましい歌が続いていく。
なお、「ビャルカマル(Biarkamal、Bjarkmal)」とは、
1000年頃に成立したヴァイキングたちによる古い詩のようである。
第5曲「第2の戦闘の音楽」は、管楽器のみの合奏があったあと、
合唱が「略奪の歌」と同じ旋律で歌い、それが終わると管楽器のみとなり、
最後のほうで再びトランペットのファンファーレが続き、
打楽器もリズミカルに叩いて、盛り上がりをみせて次の曲に続く。
第6曲「オラフ王賞賛」は、合唱によるオラフ王を讃える歌である。
低音の金管楽器が繰り返す3つの音型にのって、
他の金管楽器と合唱はユニゾンで旋律・歌を奏でていく。
この歌は1022年に書かれた詩に基づいているようである。
全体としては10分程度の短い曲である。
軍楽隊とテノール独唱と合唱によるこの編成は珍しいが、
吹奏楽の名曲をいくつか作曲したホルストらしい作品である。
コメント
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