Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

グリーグの叙情小品集第8集作品65を聴く

2023-10-16 22:06:38 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグが、
1896年に作曲した叙情小品集第8集作品65を聴いた。
CDはユハニ・ラゲルスペッツのピアノ演奏によるもの。
第1曲「青年時代より」は、三部形式の曲である。
回想的な甘い旋律で始まり、徐々に情熱的に盛り上がっていく。
中間部は明るい舞曲風の音楽になり、楽しい思い出のようでもある。
冒頭の部分が繰り返されて、最後は穏やかに終わる。
第2曲「農民の歌」は、優しい旋律による曲である。
第3曲「憂鬱」は、重々しい気分を示す旋律である。
とはいえ、曲はドラマティックな展開がみられる。
第4曲「サロン」は、優雅できらびやかな旋律で始まる。
流れるような旋律の中で、北欧的な部分もみられる。
第5曲「バラード調で」は、感傷的な旋律で始まる。
曲の重々しい感じは最後まで続いていく。
第6曲「トロルドハウゲンの婚礼の日」は、
明るく楽しい民謡風の旋律で始まり、
盛り上がり、婚礼のにぎやかさを感じさせる。
中間部では過去を回想するような抒情的な旋律も現れる。
それが終わると再び冒頭の楽しい旋律が繰り返され、
最後は徐々にそのにぎやかさも静まっていき、最後力強く終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする