Mars&Jupiter

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グリーグの歌曲「青春」、「ルンダルネにて」、「傷ついた心」、「川にそって」を聴く

2023-10-20 07:03:21 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグが、
1873年から1880年に作曲した12のメロディ 作品33から、
第1曲「青春」、第9曲「ルンダルネにて」、
第3曲「傷ついた心」、第5曲「川にそって」を聴いた。
CDはキルステン・フラグスタートのソプラノ、
第1曲、第9曲、第3曲はウォーウィック・ブレイスウェイト指揮、
フィルハーモニア管弦楽団の演奏で、
第5曲のみピアノ伴奏はジェラルド・ムーアによるもの。
歌詞はヴィニエによるもので、
第1曲「青春」の歌詞の内容は分からないが、
音楽はドラマティックで、青年期の激しく情熱的な心の動きがわかる。
第9曲「ルンダルネにて」のルンダルネはノルウェーにある山の名称。
故郷に戻った人物が、故郷の山を見て、子供の頃を思い出し、
日々のつらいことを忘れようとする癒しの時間といえようか。
音楽も懐かしく故郷の自然の美しさに心奪われる感じである。
私もいつもつらいことがあった高校時代には、
長野ではいつも北アルプスの山々を見ていたから、
この詩の中での作者の気持ちがとてもよくわかる。
第3曲「傷ついた心」は、戦いでの傷と、
春の花が咲く頃を対比させて、心の傷も何もかも、
ある時には傷が癒えることを期待させる歌である。
音楽は暗い感じで始まるが、徐々に明るくなっていき、
その先に期待を感じさせるように盛り上がっていく。
第5曲「川にそって」の歌詞の内容は分からないが、
伴奏は流れる川の流れを感じさせ、
その川を見て湧き上がる感情を歌っている感じである。
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