Mars&Jupiter

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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第4番変ホ長調作品7を聴く

2017-01-03 11:35:45 | ベートーヴェンの室内楽曲および器楽曲
明けましておめでとうございます。
元旦と二日は何も考えずにゆったりと休みました。
今年もクラシック音楽の様々な音楽を紹介していきます。
今回取り上げるのは1770年生まれのベートーヴェンが、
1796年から97年にかけて作曲した、
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調作品7である。
演奏はアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリのピアノである。
第一楽章アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオは、
軽快なリズムに乗って流れるように第一主題が奏でられる。
この明るく軽快な主題に続く第二主題は穏やかな感じである。
提示部が繰り返されたあと、展開部に入り各主題が変形されていく。
そして再現部に入り、各主題が繰り返され、最後力強く終わる。
第二楽章ラルゴ、コン・グラン・エスプレッシオーネは、
三部形式で冒頭は穏やかでゆったりとした旋律で始まる。
中間でドラマティックに盛り上がりをみせたあと、
再び冒頭の旋律が現れ、耽美的な音楽が展開され、静かに終わる。
第三楽章アレグロは、舞踏風の旋律が奏でられて始まる。
その旋律を変形させながら長調から短調への転調も入れ、
変化をつけ、中間部ではやや陰影がついた感じになり、
再び明るい冒頭の旋律が奏でられて終わる。
第四楽章ロンド、ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーソは、
モーツアルトのような明るく優雅な旋律が奏でられて始まり、
高音と低音の旋律が交互に対話するように掛け合ったりする。
その主題はやがて変形されドラマティックな展開をし、
このあたりはベートーヴェンらしさが出ている感じがする。
再び冒頭の優雅な旋律が姿を現し、最後は穏やかに終わる。

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