Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ハヴァーガル・ブライアンの3つのエリザベス1世の時代の歌を聴く

2016-10-04 21:04:00 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1919年および1925年に作曲した3つのエリザベス1世の時代の歌である。
演奏はマーク・ストーンのバリトン、
ショルト・カイナッチのピアノの伴奏によるものである。
第1曲「つららが壁に下がると(When Icicles Hang by the Wall)」は、
1919年に作曲され、ウィリアム・シェークスピアの詩に基づく。
軽快に弾むようなピアノの前奏に続き、バリトンが入って歌う。
明るく楽しそうな感じの歌であり、最後は力強く終わる。
第2曲「憂いを癒やしてくれる眠りよ(Care-Charmer Sleep)」は、
1919年に作曲され、サミュエル・ダニエルの詩に基づく。
ゆったりとしたピアノの前奏に続き、バリトン独唱が入る。
徐々に盛り上がったあと、穏やかになり、
その形を繰り返した後再び盛り上がり、最後静かに終わる。
第3曲「持って行って、あの唇を(Take, oh take those lips away) 」は、
1925年に作曲され、ウィリアム・シェークスピアの詩に基づく。
軽快なピアノの伴奏に始まり、バリトンが歌う。
流れるようなピアノの動きと歌の絡み合いがいい。
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ハヴァーガル・ブライアンのリトル・スリーパー作品13aを聴く

2016-10-03 18:59:25 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1972年に作曲したリトル・スリーパー作品13aである。
リシャール・ル・ガリエンヌの詩に基づく作品である。
演奏はマーク・ストーンのバリトン、
ショルト・カイナッチのピアノの伴奏によるものである。
ピアノの前奏の出だしは死んだ子供の独白作品13aと同じである。
歌詞が違い「リトル・スリーパー、春はここにある、
チューリップとバラが再び咲いている」という詩で始まる。
子どもを失った悲しみが淡々と歌われている感じの作品である。
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ハヴァーガル・ブライアンの3つの同時代の歌曲を聴く

2016-10-02 08:11:23 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
作曲した3つの同時代の歌曲である。
ジェラルド・カンバーランドの詩に基づく作品である。
演奏はマーク・ストーンのバリトン、
ショルト・カイナッチのピアノの伴奏によるものである。
第1曲「「妖精の歌(A Faery Song)」作品13cは、
1906年に作曲され、ウィリアム・バトラー・イェーツの詩に基づく。
軽快なピアノ伴奏に乗ってバリトンが歌う旋律は、明るく楽しい。
第2曲「ソウル・オブ・スティール(鋼鉄の魂) (The Soul of Steel)」は、
1918年に作曲され、クリストファー・M・マスターマンの詩に基づく。
重々しいピアノの伴奏に始まり、バリトンが歌う旋律は、
深遠な感じで、心の中の叫びを歌っているかのようである。
第3曲「シンス・ラヴ・イズ・デッド(愛が死んでから)
(Since love is dead) 」は、1923年に作曲され、
アルフレッド・ジョージ・ボウルズの詩に基づく。
重々しいピアノの伴奏とバリトンの歌で始まる。
悲しみと愛することに疲れた感じが伝わってくる。
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