マルコム・アーノルドのセレナーデ ト長調を聴く

今回は1921年イギリス生まれのマルコム・アーノルドが、
1937年に作曲したセレナーデ　ト長調を聴きました。
今回聴いたＣＤはベンジャミン・フリスのピアノ演奏である。
優しいタッチで始まり、ロマンティックな旋律が奏でられる。
途中でドラマティックに盛り上がり、最後は静かに終わる。

マルコム・アーノルドのスコットランド舞曲作品59を聴く

今回は1921年イギリス生まれのマルコム・アーノルドが、
1957年に作曲したスコットランド舞曲作品59を聴きました。
今回聴いたＣＤはロバート・アーヴィング指揮、
フィルハーモニア管弦楽団の演奏である。
第一曲ペザンテ(重しく)は、勇ましい感じの旋律が、
弦楽器によって奏でられて始まり、その旋律が繰り返される。
最後はティンパニの音で力強く終わる。
第二曲ヴィヴァーチェは、木管楽器中心に始まり、
明るく流れるような旋律が奏でられ、様々な楽器に引き継がれる。
中間はファゴットによるややおどけたような旋律が奏でられ、
最後は冒頭の旋律が奏でられ、静かに終わる。
第三曲アレグレットは、弦楽器の旋律で始まり、
フルートが甘美な旋律を奏で、他の楽器に引き継がれていく。
懐かしさを感じさせるロマンティックな曲である。
第四曲コン・ブリオは、明るく力強い旋律で始まる。
打楽器や金管楽器も加わり、盛り上がって力強く終わる。

マルコム・アーノルドの交響曲第７番作品113を聴く

今回は1921年イギリス生まれのマルコム・アーノルドが、
1973年に作曲した交響曲第７番作品113を聴きました。
今回聴いたＣＤはアンドリュー・ペニー指揮、
アイルランド国立交響楽団の演奏である。
第一楽章アレグロ・エネルジーコは、弦楽器の奏でる旋律に始まり、
金管楽器や打楽器が絡んで荒々しい感じになる。
もう一つの旋律は弦楽器で奏でられる牧歌的な旋律である。
これらの旋律をもとに展開部で主題が展開されていく。
弦楽器の奏でる旋律の上で、木管楽器の音が浮び、
行進曲風というかラグ・タイムのような音楽になるかと思うと、
打楽器や金管楽器がその流れを断ち切るように現れる。
その荒々しい感じなど変化にあふれている。
最後は金管楽器と打楽器で盛り上がり、力強く終わる。
第二楽章アンダンテ・コン・モートは、フルートなどで始まり、
夜想曲風な感じで、弦楽器や金管楽器も穏やかに旋律を奏でていく。
金管楽器が弱弱しく旋律を奏でる中、タムタムの音が鳴り響くのが、
とても印象的であり、徐々にテンポをあげて盛り上がっていき、
金管楽器が鳴り響き、そのリズムをタムタムが繰り返し、
最後は穏やかな感じに戻り、静かに終わる。
第三楽章アレグロは、金管楽器により力強く始まる。
弦楽器が旋律を奏でていき、それを木管楽器が引き継いで、
再び弦楽器が旋律を奏でて、金管楽器が荒々しく絡んでいく。
旋律は色々な楽器に引き継がれていく。
そのあとは民謡的で舞踏風の旋律が繰り返され盛り上がり、
または行進曲風のしかも荒々しい音楽になり、
最後は金管楽器によるトッティが繰り返されて突然終わる。

マルコム・アーノルドのアニヴァーサリー序曲作品99を聴く

今回は1921年イギリス生まれのマルコム・アーノルドが、
1968年に作曲したアニヴァーサリー序曲作品99を聴きました。
今回聴いたＣＤはヴァーノン・ハンドリー指揮、
ＢＢＣコンサート管弦楽団の演奏である。
打楽器と弦楽器と金管楽器により力強く始まる。
そして流れるような旋律が繰り返され、
冒頭の勇ましい感じの旋律が再び現れ、
ティンパニの叩く音とともに盛り上がって終わる。