Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

エドヴァルド・グリーグの詩的な音の絵 作品3を聴く

2023-08-26 06:57:41 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1863年に作曲された詩的な音の絵 作品3を聴いた。
今回聴いたCDは、アイナル・ステーン=ノックレゲルグの、
ピアノの演奏によるものである。
第1曲アレグロ・マ・ノン・トロッポは、
軽やかに流れるような抒情的な旋律で始まる。
曲調としてはショパンを思わせる音楽である。
第2曲アレグロ・カンタービレは、冒頭の抒情的な旋律と、
続く軽快でリズミックな旋律の対比が特徴である。
第3曲コン・モートは、軽やかに駆け抜けるような旋律で、
しかし北欧的な部分を思わせるメランコリックな感じがみられる。
第4曲アンダンテ・コン・センチメントは、
甘美な旋律で始まり、抒情的な音楽である。
この作品の中では演奏時間が一番長い。
第5曲アレグロ・モデラートは、舞踏的な旋律で始まり、
この旋律の中に北欧的な要素を感じることができる。
第6曲アレグロ・スケルツァンドは、
軽快に流れ、一気に駆け抜けるような短い曲である。
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エドヴァルド・グリーグの交響的舞曲集作品64を聴く

2023-08-25 05:13:13 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1896年に作曲された交響的舞曲集作品64を聴いた。
今回聴いたCDは、パーヴォ・ヤルヴィ指揮、
エストニア国立交響楽団の演奏によるものである。
第1曲アレグロ・モデラート・エ・マルカートは、
軽快なリズムに乗って金管楽器が旋律を奏でて始まる。
その旋律を木管楽器や弦楽器が引き継いでいく。
もう一つの旋律は木管楽器が奏でていく憂いのある旋律で、
前半の旋律とは対照的で抒情的で、
金管楽器が加わって壮大な感じで盛り上がり、
穏やかな部分と華やかな部分は繰り返される。
そして、冒頭の旋律が再び繰り返されて、
最後は金管楽器中心に盛り上がって終わる。

第2曲アレグレット・グラツィオーソは、
木管楽器中心に民謡風の旋律が奏でられていく。
この夢見るような甘美な旋律は印象的である。
そして荒々しい部分のある舞踏的な旋律が現れる。
それが終わると冒頭の旋律が繰り返されて最後静かに終わる。
第3曲アレグロ・ジョコーソは、力強い舞踏的な旋律で始まる。
これは変形されて他の楽器に引き継がれていく。
その展開の部分が終わると再び冒頭の部分が現れ、
壮大な感じで旋律が繰り返され、最後は力強く終わる。
第4曲アンダンテ-アレグロ・モルト・エ・リゾルートは、
弦楽器による重々しい旋律に始まり、
そのあと弦楽器が力強い民謡風の旋律を奏で、
金管楽器や木管楽器がその旋律を引き継いでいく。
この旋律は何度も繰り返されていく。
もう一つ木管楽器中心に現れる旋律は牧歌的な旋律である。
これも魅力的な旋律で冒頭の旋律とは対照的である。
何となくボロディンの管弦楽曲を想起してしまう。
それが終わると再び冒頭の勇ましい旋律が繰り返され、
最後は金管楽器中心に盛り上がって終わる。
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エドヴァルド・グリーグのラルヴィク・ポルカ EG.101を聴く

2023-08-24 06:42:28 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1858年頃に作曲されたラルヴィク・ポルカ EG.101を聴いた。
今回聴いたCDは、アイナル・ステーン=ノックレゲルグの
ピアノ演奏によるものである。
力強いリズムの上に軽やかなポルカの旋律で、
楽しく短い1分ほどの初期の作品である。
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エドヴァルド・グリーグの4つの歌曲 作品2を聴く

2023-08-23 18:20:44 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1861年に作曲された4つの歌曲 作品2の中の、
第2曲「灰色の雲にとざされ」と、
第3曲「私は暗き夢の中で」の2曲を聴いた。
今回聴いたCDは、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウのバリトン、
ハルトムート・ヘルのピアノ伴奏によるものである。
歌詞はハインリヒ・ハイネのドイツ語による詩によっている。
第2曲「灰色の雲にとざされ」は、
荒れ狂う海にたたずむ舟の情景が描かれる。
ピアノ伴奏も嵐を思わせるような激しさをみせる。
第3曲「私は暗き夢の中で」は、
彼女の肖像画を見つめる夢を見て、
その夢から覚めて寂しさを感じ、
彼女を失った絶望感が歌われる。
なかなか聴き応えのある曲である。
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エドヴァルド・グリーグの叙情小品集第7集作品62を聴く

2023-08-22 18:30:53 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1895年に作曲された叙情小品集第7集作品62を聴いた。
今回聴いたCDは、ユハニ・ラゲルスペッツのピアノ演奏によるものである。
歌詞はヨン・パウルセンの詩によっている。
第1曲「風の精」は、軽やかな舞踏風の旋律の曲である。
第2曲「感謝」は、しみじみとした旋律で始まり、
感情が高ぶる部分が続き、それが交互に現れる。
愛情深い気持ちがこもっている曲である。
第3曲「フランス風のセレナード」は、
華々しさも感じさせる軽快な舞曲風の音楽である。
第4曲「小川」は、小川の速い流れをうまく描写している。
第5曲「夢想」は、抒情的な旋律で夢の世界を感じさせる。
第6曲「家路」は、三部形式による楽しく軽やかな曲で、
家に帰るのが楽しいように思わせる心弾む曲である。
中間部が対照的で北欧的なメランコリックな部分を感じさせる。
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