Mars&Jupiter

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フレイタス・ブランコの交響曲第2番を聴きながら、瀬谷の南台から二俣川まで歩く

2024-02-17 18:02:02 | 古典~現代音楽ポルトガル編
今日は久しぶりに二俣川から瀬谷の南台まで往復して歩きました。
4km以上はあるので往復で9kmぐらいになるが、
途中道を間違えもしたので実際は11kmくらい歩いただろう。
最近この距離を歩いていなかったし、
途中アップダウンもあったためだいぶ疲れてしまった。
途中聴いたのは1890年生まれの作曲家フレイタス・ブランコが、
1926年から1927年に作曲した交響曲第2番。
聴いたCDは、アルヴァロ・カッスート指揮、
アイルランド国立交響楽団の演奏による。
第一楽章アンダンテ-アレグロは、
力強く始まり、民謡らしい素朴な旋律が現れる。
そのあと主部に入り力強く堂々とした第一主題と、
明るく生き生きとした第二主題が奏でられる。
主題が繰り返す音型のリズムの上で展開され、
再現部で二つの主題が奏でられ、最後は穏やかに終わる。
第二楽章アンダンティーノ・コン・モートは、
チェロの奏でる民謡風の旋律に始まり、
それは各楽器に引き継がれ変形されていく。
金管楽器の重厚な音が加わることや、
弦楽器のみの演奏にななこともあり、
編成を変えながら進行していき、最後静かに終わる。


第三楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、
弦のピチカートと木管楽器の旋律で始まる。
繰り返すリズムとダイナミックな感じが独特であるが、
サン=サーンスやフランクの交響曲を思わせる気がする。
繰り返す旋律もあってか強烈に印象に残る音楽で、
最後は金管楽器とともに盛り上がって力強く終わる。
第四楽章アダージョ-アレグロは、
弦楽器の奏でるゆったりとした旋律に始まり、
フルートなど木管楽器が絡む。
それが終わると弦楽器や金管楽器が速い旋律を奏でて、
もう一つそれとは対照的な旋律も奏でられる。
途中金管楽器のみのファンファーレ風の部分があり、
そのあとは弦楽器が生き生きと旋律を奏でていく。
金管楽器が弦楽器に呼応して鳴り響くところは、
ブルックナー風な印象を受ける感じがする。
最後は金管楽器がファンファーレ風に鳴り響き、
弦楽器も盛り上げて最後は力強く終わる。
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フレイタス・ブランコの「人工的な楽園」を聴く

2024-02-12 21:53:14 | 古典~現代音楽ポルトガル編
今日は1890年生まれの作曲家フレイタス・ブランコが、
1910年に作曲した「人工的な楽園」を聴いた。
聴いたCDは、アルヴァロ・カッスート指揮、
アイルランド国立交響楽団の演奏による。
冒頭弦楽器のみで淡く始まり、木管楽器やハープが加わり、
ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」を思わせるように、
けだるく幻想的な音楽が奏でられていく。
グロッケンシュピール(鉄琴)も活躍し、人工的な部分も感じさせ、
トランペットやホルンも加わり、盛り上がりを見せながらも、
移り行く景色や風のゆらぎなども感じさせ、
のどかな楽園のイメージを伝えている感じがする。
弦楽器と金管楽器でいったん盛り上がり、最後は静かに終わる。
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フレデリコ・デ・フレイタスの「蕩けるほどの愛の壁」を聴く

2024-02-10 10:04:35 | 古典~現代音楽ポルトガル編
今日は1902年生まれの作曲家フレデリコ・デ・フレイタスが、
1940年に作曲した「蕩けるほどの愛の壁」を聴いた。
聴いたCDは、アルヴァロ・カッスート指揮、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の演奏による。
リスボンの人気ダンサーのベルガデガイオのために作曲されたこの曲は、
クラリネットと打楽器で始まり、フルートに引き継がれる。
そのあとは弦楽器が入り、打楽器や金管楽器も加わり華やかになる。
弦楽器が明るく軽快な旋律を奏で、他の楽器が引き継ぐ。
そのあとも、明るく陽気な音楽が奏でられていく。
ロマンティックであり、民族色強く聴きやすい音楽である。
ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」を思わせる部分もあるが、
舞踏的な旋律が繰り返され、木管楽器中心に静かで抒情的な部分と
金管楽器や打楽器中心に盛り上がる部分が交互に繰り返され、
最後は弦楽器と金管楽器や打楽器で盛り上がって最後終わる。
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フレイタス・ブランコの「幻想的なスケルツォ」を聴く

2024-02-06 20:02:59 | 古典~現代音楽ポルトガル編
今日は1890年生まれの作曲家フレイタス・ブランコが、
1907年に作曲した「幻想的なスケルツォ」を聴いた。
聴いたCDは、アルヴァロ・カッスート指揮、
アイルランド国立交響楽団の演奏による。
曲は木管楽器と弦楽器により軽快で、
舞踏的な旋律が奏でられて始まる。
打楽器もそれにリズミックさを加え、
可愛らしさも垣間見せる小品である。
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ジョリ・ブラガ・サントスの交響曲第2番ロ短調を聴く

2024-02-04 21:57:18 | 古典~現代音楽ポルトガル編
今日は1924年生まれの作曲家ブラガ・サントスが、
1948年に作曲した交響曲第2番ロ短調を聴いた。
聴いたCDは、アルヴァロ・カッスート指揮、
ボーンマス交響楽団の演奏による。
リスボン生まれの彼は、フレイタス・ブランコに学び、
6つの交響曲をはじめ、管弦楽曲や室内楽曲などを残している。
交響曲第2番ロ短調の第一楽章ラルゴ-アレグロ・
エネルジーコ・エドゥ・アパッショナートは、
遠くへ呼びかけるなホルンの音の序奏に始まる。
そのあとは弦楽器の躍動的な動きに続き、
金管楽器や弦楽器が冒頭の旋律を生き生きと奏でていき、
もう一つの対照的な旋律も現れて展開されていく。
聴いていると海を想像させるような壮大な音楽で、
印象派の音楽を感じさせる聴きやすい音楽である。
再現部は冒頭の旋律を中心に盛り上がり、
ティンパニが連打する中で最後力強く終わる。
第二楽章アダージョ・ノン・トロッポは、
弦楽器の旋律の上でフルートが旋律を奏でて始まり、
それが他の木管楽器が引き継いでいき、
やがて管弦楽全体でその旋律を繰り返し盛り上っていく。
いったん静まると、木管楽器など様々な楽器が引き継いでいく。
そして徐々に盛り上がり、穏やかな部分と、
情熱的に盛り上がっていく部分が繰り返され、最後は静かに終わる。

第三楽章アレグレット・パストラーレは、
木管楽器が奏でる旋律が印象的であり、牧歌的である。
弦楽器は風の動きと音を表現している感じでいい。
マスネの組曲第7番「アルザスの風景」を想起させる感じである。
中間部は激しく荒々しい感じで対照的である。
そのあとは冒頭の明快な旋律が繰り返されて終わる。
第四楽章レント-アレグロ-エピーロゴ(レント)は、
重々しい低弦で始まり、弦楽器に続き木管楽器が絡んでいく。
そのあと金管楽器が繰り返す2音に続き、
生き生きとした旋律が奏でられていく。
そのあとは穏やかな旋律が続き、第一楽章の旋律も再現される。
そしてそのあとは弦楽器を始めにフーガ風の展開になっていく。
そして弦楽器が繰り返す6つの音による音型が繰り返され、
他の楽器がそれに絡んでいく部分も現れ、
また第一楽章の冒頭の旋律も現れもする。
コーダの部分は穏やかなテンポとなり、
その中でティンパニの音と金管楽器が繰り返す2音に、
弦楽器も絡んでいき、やがて壮大な感じで盛り上がって終わる。
なかなかブラガ・サントスの交響曲第2番は聴いていて楽しい。
こんな作品もあったんだなあと感じるとともに新たな発見でもある。
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