今日は1924年生まれの作曲家ブラガ・サントスが、
1948年に作曲した交響曲第2番ロ短調を聴いた。
聴いたCDは、アルヴァロ・カッスート指揮、
ボーンマス交響楽団の演奏による。
リスボン生まれの彼は、フレイタス・ブランコに学び、
6つの交響曲をはじめ、管弦楽曲や室内楽曲などを残している。
交響曲第2番ロ短調の第一楽章ラルゴ-アレグロ・
エネルジーコ・エドゥ・アパッショナートは、
遠くへ呼びかけるなホルンの音の序奏に始まる。
そのあとは弦楽器の躍動的な動きに続き、
金管楽器や弦楽器が冒頭の旋律を生き生きと奏でていき、
もう一つの対照的な旋律も現れて展開されていく。
聴いていると海を想像させるような壮大な音楽で、
印象派の音楽を感じさせる聴きやすい音楽である。
再現部は冒頭の旋律を中心に盛り上がり、
ティンパニが連打する中で最後力強く終わる。
第二楽章アダージョ・ノン・トロッポは、
弦楽器の旋律の上でフルートが旋律を奏でて始まり、
それが他の木管楽器が引き継いでいき、
やがて管弦楽全体でその旋律を繰り返し盛り上っていく。
いったん静まると、木管楽器など様々な楽器が引き継いでいく。
そして徐々に盛り上がり、穏やかな部分と、
情熱的に盛り上がっていく部分が繰り返され、最後は静かに終わる。
第三楽章アレグレット・パストラーレは、
木管楽器が奏でる旋律が印象的であり、牧歌的である。
弦楽器は風の動きと音を表現している感じでいい。
マスネの組曲第7番「アルザスの風景」を想起させる感じである。
中間部は激しく荒々しい感じで対照的である。
そのあとは冒頭の明快な旋律が繰り返されて終わる。
第四楽章レント-アレグロ-エピーロゴ(レント)は、
重々しい低弦で始まり、弦楽器に続き木管楽器が絡んでいく。
そのあと金管楽器が繰り返す2音に続き、
生き生きとした旋律が奏でられていく。
そのあとは穏やかな旋律が続き、第一楽章の旋律も再現される。
そしてそのあとは弦楽器を始めにフーガ風の展開になっていく。
そして弦楽器が繰り返す6つの音による音型が繰り返され、
他の楽器がそれに絡んでいく部分も現れ、
また第一楽章の冒頭の旋律も現れもする。
コーダの部分は穏やかなテンポとなり、
その中でティンパニの音と金管楽器が繰り返す2音に、
弦楽器も絡んでいき、やがて壮大な感じで盛り上がって終わる。
なかなかブラガ・サントスの交響曲第2番は聴いていて楽しい。
こんな作品もあったんだなあと感じるとともに新たな発見でもある。
1948年に作曲した交響曲第2番ロ短調を聴いた。
聴いたCDは、アルヴァロ・カッスート指揮、
ボーンマス交響楽団の演奏による。
リスボン生まれの彼は、フレイタス・ブランコに学び、
6つの交響曲をはじめ、管弦楽曲や室内楽曲などを残している。
交響曲第2番ロ短調の第一楽章ラルゴ-アレグロ・
エネルジーコ・エドゥ・アパッショナートは、
遠くへ呼びかけるなホルンの音の序奏に始まる。
そのあとは弦楽器の躍動的な動きに続き、
金管楽器や弦楽器が冒頭の旋律を生き生きと奏でていき、
もう一つの対照的な旋律も現れて展開されていく。
聴いていると海を想像させるような壮大な音楽で、
印象派の音楽を感じさせる聴きやすい音楽である。
再現部は冒頭の旋律を中心に盛り上がり、
ティンパニが連打する中で最後力強く終わる。
第二楽章アダージョ・ノン・トロッポは、
弦楽器の旋律の上でフルートが旋律を奏でて始まり、
それが他の木管楽器が引き継いでいき、
やがて管弦楽全体でその旋律を繰り返し盛り上っていく。
いったん静まると、木管楽器など様々な楽器が引き継いでいく。
そして徐々に盛り上がり、穏やかな部分と、
情熱的に盛り上がっていく部分が繰り返され、最後は静かに終わる。
第三楽章アレグレット・パストラーレは、
木管楽器が奏でる旋律が印象的であり、牧歌的である。
弦楽器は風の動きと音を表現している感じでいい。
マスネの組曲第7番「アルザスの風景」を想起させる感じである。
中間部は激しく荒々しい感じで対照的である。
そのあとは冒頭の明快な旋律が繰り返されて終わる。
第四楽章レント-アレグロ-エピーロゴ(レント)は、
重々しい低弦で始まり、弦楽器に続き木管楽器が絡んでいく。
そのあと金管楽器が繰り返す2音に続き、
生き生きとした旋律が奏でられていく。
そのあとは穏やかな旋律が続き、第一楽章の旋律も再現される。
そしてそのあとは弦楽器を始めにフーガ風の展開になっていく。
そして弦楽器が繰り返す6つの音による音型が繰り返され、
他の楽器がそれに絡んでいく部分も現れ、
また第一楽章の冒頭の旋律も現れもする。
コーダの部分は穏やかなテンポとなり、
その中でティンパニの音と金管楽器が繰り返す2音に、
弦楽器も絡んでいき、やがて壮大な感じで盛り上がって終わる。
なかなかブラガ・サントスの交響曲第2番は聴いていて楽しい。
こんな作品もあったんだなあと感じるとともに新たな発見でもある。