大麦小麦 ビアカフェDAYS

長野県・八ヶ岳のふもとから送る、カフェの気取らない日常

18世紀のように

2008-04-21 10:30:53 | イベント
ただいま、チェンバロコンサート 第2部演奏中です。
あるのはろうそくの光と、チェンバロの音だけ。
80人のお客さまが、じっと聴き入っています。

曲は、フォルクレのチェンバロ組曲。
「バロック=和やかな朝の音楽」を一瞬で裏切る、激しくドラマティックな旋律が、ピアノよりかぼそい音色の楽器で奏でられています。

想像できますか?

チェンバロは、とてもデリケートな楽器だそうです。
音を出す細い弦は、湿度にとても敏感で、こまめに調律が必要。
会場の湿度に慣らすため、本番の4時間以上前に会場に搬入しました。
第1部終了後、杉本さんは必死に調律してました。
そして第2部、激しい演奏とみなさんの熱気で、
終盤、音がひとつ出なくなっていたそうです・・・!

もちろん、楽しいプログラムもちゃんとありましたよ。
第1部は、昨日の写真のように歌やチェロ・リコーダーを交えた「ホームコンサート風」。
杉本さんの音楽小噺をふんだんに盛り込みながら、音楽を身近に感じるひとときでした。
そう、あの「親父の娘を嘆く歌(苦笑)」は、「コーヒーカンタータ」。
オンナだてらに、当時流行の社交場「コーヒーハウス」には、出入りしなんでくれ!と。
「うるっさいわねえ、父さんったら!」と、父に背を向けてコーヒーを飲む娘さんを、リコーダーの佐々木さんが演じてくれました。
これも、ちょっと楽しい演出でした。
演奏終了後も、お客さまがチェンバロを眺め、触らせてもらったりしていました。
ありきたりのコンサートと違う感じ、大麦小麦で出せたでしょうか?

当日のビールとフードも、カウンター受け渡し方式で、ちょっとパブ風。
そうそう、「ハゲシク美味な」限定生ビール、まだ残ってます。
来られなくてヤキモキしたみなさん、ご安心を。お待ちしてます。

                              (M)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする