おおきな木とリコーダー

以前、大人のための絵本が注目されたことがありましたね。「ぼくを探して」とか。
その時に、わたしが手にしたのは「おおきな木」。今も、実家のどこかにあるはず。
シンプルな絵に、淡々と進むお話。20代のコムスメながら、感じるところがあったものでした。


この絵本に、久しぶりに再会。
先日の、武藤ご夫妻による「リコーダーと朗読の夕べ」。
温かく、情感のこもった葡萄さんの朗読が、ストーリーを生き生きと語り。
これに合わせて、哲也さんのリコーダーが、場面に表情を添えて。
そう、お話に血肉が通った、という
感じ。
全てのお客さんのなかに、それぞれのシーンが浮かんだのではないでしょうか。
絵本とはまた違った、ライヴな「おおきな木」。
想像以上に、素敵なひとときでした。



コレだけではなく、リコーダーソロの部も楽しく、充実したイベントでしたよ。
気の遠くなるような音楽の歴史から始まって、クラシック、スタンダードからおなじみのジブリまで。
軽妙な語りとともに、楽しい音楽をより身近に感じさせてくれました。
楽器にいろいろな木が使われていることも、面白かった。
日本のさくらの楽器は、優しい音色なんだそうですよ。

なにより、武藤ご夫妻のお人柄がにじみ出た、満ち足りた空気が流れていました。
超満員、40人ものお客さまを集めてくださり、そのみなさんとの信頼感が、会場のあの温かさになっていたように思います。

武藤ご夫妻、来てくれたみなさま、素敵な夕べを、ありがとうございました！


哲也さんがいっぱい…
コレは、この夜の演目を編集した、限定CD！
小さい笛から大きなものまで、全て哲也さんが演奏し、録音を重ねた労作であります。
あの夜の余韻を味わいたい方、気になった方、CD販売してますので、お尋ねくださいませ。

そして明日はスウィーツイベント、ぶっちーとのコラボ「ほおずきtea party」です。こちら、まだ受け付けてますので、参加したい方、お問い合わせくださいませ。

（M）