温泉クンの旅日記

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呼子(1) 佐賀・唐津

2011-04-20 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <呼子(1)>

 唐津の宿で早起きしてシャワーを浴びると、朝食をしっかり食べてすぐに出発した。



 呼子の朝市は七時から十一時までと聞いたのでそれに間に合わせるためだ。
 ぐずついた天気で、松浦橋からは唐津城もよく見えない。
 
 呼子といえば、朝市とイカが有名だ。
 呼子では唐津藩の捕鯨業が三百年前に始まって、加部島などで解体された鯨肉が呼子港に陸揚げされたそうである。鯨肉と他の鮮魚などを行商した。近郊の農家の主婦たちも農産物を流し売りしていたそうで、それがどうも朝市の起源としているらしい。

 イカのほうは、イカシューマイが魅力的だ。(わたしの場合、イカ刺しは函館に限るのだ)
 都内の居酒屋チェーンで各地の名品つまみを出していることがあって、そこで何回かイカシューマイを食べたのだ。イカの身と玉葱を細かく刻んだものがたっぷり入っていて、ふんわりとした食感で酒によく合うのだ。
 しっかり朝食をとったが二、三個ぐらいならぜひ本場のものを食べたい。



 呼子のシンボルとなっている「呼子大橋」は、離島である加部島と本土を結んでいる。その加部島だが、「作用姫伝説」で知られているそうだ。

 平成元年に開通した無料の橋で長さは約七百三十メートル、二重ハープ橋のデザインで美しいものである。
 加部島にある「風の見える丘公園」から呼子大橋を見下ろす。



 高台からなので、呼子の町も小じんまりとして見える。



 呼子の港は、北にこの加部島の存在があるせいで自然の避難港となっている。



 古代より、呼子は風待ち潮待ちの天然の良港として栄えており、平安時代には松浦党と呼ばれる土豪集団の根拠地だったそうだ。

 港の近くにある広めの駐車場に車をとめた。



 漁火の電灯がずらりと吊ってあるから、イカ釣り船だ。同じような船が何艘もいるのはさすがイカで有名な港の風景である。



 クジラの形の船は半潜水型海中展望船で「ジーラ」というのだそうだ。



 なんでも「クジラ」から取った名前らしい。なんでも「クジラ」から取った名前らしい。わたしはてっきり外国語から名付けたのかと思っていた。なかなかいい語感がする名前である。
 この船なら子どもたちは喜ぶことだろう。というか大人でも充分楽しめそうだ。



 さて、そろそろ肝心の呼子の朝市に行くとしようか。


  ― 続く ―

  →「唐津城」の記事はこちら

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