温泉クンの旅日記

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秋田、水沢温泉郷(1)

2014-05-18 | 温泉エッセイ
  <山桜咲く温泉郷(1)>

 久しぶりに訪れた田沢湖は初夏のような陽光に煌めいていた。



 目指す水沢温泉郷は、田沢湖から車で十分くらいである。
(これは・・・なんともありがたいことだ)



 田沢湖高原への坂道を上っていくと、満開の桜並木が出迎えてくれた。この日はゴールデンウィークの後半なので、今年の足早な桜前線はすでに北海道に上陸してしまっている。角館の桜ももう終わっているはずだ。



 麓の田沢湖あたりでは桜は完全に散っていたのに、標高が高いせいだろうか匂い立つように元気いっぱいである。

 ホテル「ニュースカイ」の駐車場で車を降りると、微かに硫黄の匂いが流れてきて温泉への期待が高まってしまう。



 チェックインして部屋に入り、素早く浴衣に着替えると足早に温泉に向かった。
 幸い、先客は誰もいなかった。



 まずは掛け湯をたっぷりしてから、乳白色の、硫黄の香しい温泉をたっぷり湛える内湯に身を沈めていく。

 いやはや、なんとも効き目のありそうな源泉かけ流しのいい温泉である。わたしの身体が巻き起こした湯の流れのせいだろう、底に沈んでいた湯の花も盛大に舞い上がった。



 じっくり身体を温めてから、外の露天風呂に向かう。



 屋外なので、さすがに温度はかなり高めである。出るタイミングを見きわめやすいので、わたしは高い湯温が嫌いではない。
 露天のほうも、大量の湯の花が沈殿していた。



 汗が浮かびはじめたので、再度、適温の内湯に戻り仕上げをして、掛け湯で締めた。

 さりげなく置かれた骨董品のようなデザインの体重計が、なんとも趣があっていい雰囲気を醸しだしていた。



  ― 続く ―


  →「たつこ姫伝説 秋田・仙北市田沢湖」の記事はこちら
  →「角館をぶらり(1)」の記事はこちら
  →「角館をぶらり(2)」の記事はこちら
  →「角館」の記事はこちら

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