温泉クンの旅日記

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MOA美術館(4)

2017-05-21 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <MOA美術館(4)>

 高尚で気品ある芸術作品のなかに、猫が書かれた絵をみつけて猫好きの心がちょいとなごむ。



「紅蜀葵(こうしょっき)と猫」は日本画家小林古径(こばやしこけい)の昭和10年(1935年)作だ。

「束編花籃(たばねあみはなかご) 精(しょう)」。国内よりも海外で知られている竹工芸家の藤沼昇の作品である。



「色絵薄墨(いろえうすずみ)墨はじき時計草文鉢」今泉今右衛門作。江戸期より三百五十年の色鍋島の伝統ある今右衛門窯で造られた色絵磁器。



 耀彩壺(ようさいつぼ)「恒河(こうが)」。九谷焼作家、人間国宝の三代目徳田八十吉(とくだやそきち)の作品。なんとも鮮やかな色彩である。



 庭園「茶の庭」に向かおうとして本館から出たすぐのところに、狭いが喫煙所があったのでようやく一服することができた。広大な美術館のわりに五、六人入ればいっぱいの情けないくらい狭いスペースだった。



 竹林を右手にみながら、唐門のある庭へ続く階段をのぼっていく。



 唐門を入ってすぐの左側には茶室「樵亭」があった。



 備前岡山藩の筆頭家老伊木忠澄(三猿斎)が晩年、茶の湯三昧の余生をおくった。「大炉の間」と呼ばれた茶席を移築し、本阿弥光悦の襖絵からを名付けたそうだ。

 一般客も利用できる茶室「一白庵」前にあったしだれ桜はまだどうにか観賞にたえていた。





 一白庵で抹茶でも飲もうかと思ったが、女性客が入口で屯していたのであきらめた。

「片桐門」は賤ヶ岳七本槍の一人、豊臣の武将「片桐且元」が奈良薬師寺で普請奉行をつとめた折りの宿舎の正門である。




 気がつけば空腹である。
 喫煙所の近くにあったレストランは値段が高かった。茶の庭にある「そばの坊」もそれなりの値段でしかも外に並ぶほど混んでいる。



 腹ぺこだが、ここは熱海駅まで我慢することにした。


  →「MOA美術館(1)」の記事はこちら
  →「MOA美術館(2)」の記事はこちら
  →「MOA美術館(3)」の記事はこちら


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