<能登の風景(1)>
能登の風景を、いくつか切り取ってご紹介したい。
穴水のボラ待ちやぐら。
やっぱり能登らしい風景といったら、わたしはこれだ。
やぐらの下に袋網を仕掛け、やぐらの上から回遊してくるぼらを見張っていて、
網に入るのを見計らって網をたぐりあげて獲るという、江戸時代から伝わるのんび
りとした原始的な漁法である。
初めてこういう漁法があることを知ったのは、たしか宮本輝の小説だったと思
う。
ふつうのひとにはできない、気が遠くなるような気長な漁だと思う。本を読むで
もなく居眠りするでもなく、乱反射する海面の下の魚の群れを注視しているのだか
ら、これはすごい集中力がいることだろう。
赤崎の黒瓦と板塀の町並。
穴水から能登半島を山道を通って横切った。
ところで、ここ赤碕だけではなく能登を走っていると、あちこちにぴかぴかの
黒瓦をみかける。
笹並の棚田。
日本の原風景のひとつであろう。なんとなく落ち着く風景なのは、わたしもバリ
バリの日本人なのだろう。
―(2)に続く―
→輪島の朝市(1)の記事はこちら
能登の風景を、いくつか切り取ってご紹介したい。
穴水のボラ待ちやぐら。
やっぱり能登らしい風景といったら、わたしはこれだ。
やぐらの下に袋網を仕掛け、やぐらの上から回遊してくるぼらを見張っていて、
網に入るのを見計らって網をたぐりあげて獲るという、江戸時代から伝わるのんび
りとした原始的な漁法である。
初めてこういう漁法があることを知ったのは、たしか宮本輝の小説だったと思
う。
ふつうのひとにはできない、気が遠くなるような気長な漁だと思う。本を読むで
もなく居眠りするでもなく、乱反射する海面の下の魚の群れを注視しているのだか
ら、これはすごい集中力がいることだろう。
赤崎の黒瓦と板塀の町並。
穴水から能登半島を山道を通って横切った。
ところで、ここ赤碕だけではなく能登を走っていると、あちこちにぴかぴかの
黒瓦をみかける。
笹並の棚田。
日本の原風景のひとつであろう。なんとなく落ち着く風景なのは、わたしもバリ
バリの日本人なのだろう。
―(2)に続く―
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