温泉クンの旅日記

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鬱蒼を・・・

2012-08-10 | 俳句、なぁーんちゃって
  <鬱蒼を・・・>

 森のなかで道に迷う。



 鬱蒼(うっそう)とした森を彷徨っているうちに腹が減り、喉も渇いてくる。
 周りにはまったくひとの気配もなく、人家も遠く離れているようだ。
 木洩れ陽だけでは、肌寒いくらいだ。

 小枝を踏みしめた音に驚き飛び立つ鳥の羽音が、逆にわたしを怯えさせる。
 遠くの繁みが揺れて、熊ではないかと一瞬凝固する。

 突然、といった感じで眼の前に階段が出現する。
 森の匂いのなかに草いきれが混じっている。
 助かった・・・。
 階段のさきには、暖炉がある丸太小屋があった。

  鬱蒼を かき分ける段 軽やかに




 この画像をじっとみていると、そんなイメージをしてしまう。


  →「森のカレー」の記事はこちら

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