<驛(3)>
古い木造の驛舎には、どこか人を惹きつけるものがある。
この地に住むひとたちは幼いころから、この驛を、この改札を、
何度も何度も数限りなく利用して大人になっていったのだ。
通学、買い物、旅行、待ち合わせ、雨宿り、父の送り迎え、旅立つひとを送った・・・。
そうして、この地を巣立って都会に出て行った人も、機会があればまたこの驛に帰ってくる。
驛に降り立って、改札を抜け、駅前広場で振り返る。
あのころと変わらない古びた驛舎を。
そうすると、改札を入っていく背中や、改札を出てくるあのころの自分が見えるのだ。
改札を 止まった時間 通りぬけ
古びたる 驛ほど吾も 歳かさね
→「驛(1)」の記事はこちら
→「驛(2)」の記事はこちら
古い木造の驛舎には、どこか人を惹きつけるものがある。
この地に住むひとたちは幼いころから、この驛を、この改札を、
何度も何度も数限りなく利用して大人になっていったのだ。
通学、買い物、旅行、待ち合わせ、雨宿り、父の送り迎え、旅立つひとを送った・・・。
そうして、この地を巣立って都会に出て行った人も、機会があればまたこの驛に帰ってくる。
驛に降り立って、改札を抜け、駅前広場で振り返る。
あのころと変わらない古びた驛舎を。
そうすると、改札を入っていく背中や、改札を出てくるあのころの自分が見えるのだ。
改札を 止まった時間 通りぬけ
古びたる 驛ほど吾も 歳かさね
→「驛(1)」の記事はこちら
→「驛(2)」の記事はこちら
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます