温泉クンの旅日記

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わら家のうどん(1) 高松・屋島

2021-06-06 | 食べある記
  <わら家のうどん(1) 高松・屋島>

 高松でJR高徳線に乗り換える。

 

 高松を出てから6駅目、15分足らずで「JR屋島駅」に到着した。

 

 

 思い出のさぬきうどんの店がある目的地まで歩けない距離ではまったくないが、バスの時刻表をみると煙草を一服か二服すれば丁度良さそうであった。電話でタクシー呼んでもワンメーターくらいの距離である。

(あのときは、高松からタクシーで来たんだったな・・・)
 あれは初めての徳島出張のときで、毎日がまさに仕事漬けであった。このまま真っ直ぐ岡山へ行き新幹線に乗るのも味気ないと、乗換駅である高松でちょっとだけでも“旅モード”の時間を過ごすことにしたのだ。

「あのォ・・・運転手さんのお勧めの“讃岐うどん”の店までお願いできますか」
 高松駅前でタクシーに乗りこむとすかさず頼みこむ。
 福岡出張のときに同じテは試しずみである。あのときは“長浜ラーメン”で、西鉄天神駅から長浜の店まで約2キロ、所要時間約10分で「元祖長浜屋」に案内してもらったのだった。

「お勧めの一番・・・だと、ちょっと遠くてもいいですか」
「そこまで、時間でいうとどのくらい?」
 約8キロで順調なら約15分、混んでいると20分、料金はだいたい千五百円というので、二つ返事で了承した。行って食べて駅に戻って一時間ちょい、贅沢に思えるタクシー代も出張中まったく散財していないので充分自腹の範囲であった。

 そうして案内されたのがここ古民家風のうどん店の「わら家」だった。建物であるが、江戸時代末期の藁葺屋根の民家を移築したそうだ。

 
 
 今日はまだ開店まで少し間があるので、隣の「讃岐東照宮 屋島神社」へ行ってみることにした。

 

 高松藩の藩祖松平頼重は水戸徳川家の血筋、家康の孫で弟は光圀であることから、領内に東照大権現の神廟(東照宮)を建立した。
 そして八代藩主松平頼儀が、家康の二百年忌に際し、巨費を投じて屋島に移したという。

 

 

 屋島は、源平合戦で知られる屋根の形をした平らな卓上台地で、山上からは瀬戸の他島美の海を満喫できたり、高松市街の夜景などが一望に見られる。かずら橋もある四国村、水族館などもあり、観光スポットに事欠かない。
 今日はこれから金毘羅さんに参詣にいくので観光はなし、屋島神社も遠くから拝礼するにとどめ、桂の新緑に包まれた「わら家」に戻ることにした。

 

 

 残り少ない待ち時間を利用して、外にあったメニューを点検する。
 ビジネスホテルのコロナ仕様の朝食をバナナ、ヨーグルト、スープ、パンを一個に抑えたので、結構食べられそうである。

 

 初めてここで食べたのはたしか、釜あげうどんだったな・・・ぶっかけ、ざる、生醤油もあるが思い出の釜あげうどんでいこう。
 釜あげうどん・・・は並でいいか、それに“とりめし”か“いなりずし”もいいな。いや、うどん一本勝負にしておこうか。迷う、なあ。
 しかし、ハードな金毘羅さんの階段登りを考えると、ここは軽めにしておくのが無難だろうな。

 

  ― 続く ―


   →「栗林公園(1)」の記事はこちら
   →「栗林公園(2)」の記事はこちら
   →「栗林公園(3)」の記事はこちら
   →「栗林公園(4)」の記事はこちら


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