<南房総の花>
(2)
南房総での花摘みはこれで二度目である。
数年前だったと思うが、そのときは水仙だった。
「この花の真ん中の黄色いところが綺麗な茶碗状になったのが『おわん』。ぼじゃ
ぼじゃになっているのが『ぼじゃ』っていうんだよ」
「ふーん、本当だ! 二種類ある」
花畑のおばあちゃんにいわれた言葉と、帰りの車のなかが水仙の芳香に満たされ
たことを思い出す。
今回のこの花畑には水仙がなかったようだ。
ポピーがとても綺麗である。
とにかく、やたらめったら寒い。
手がかじかむ。いまさら手袋をしても遅いだろう。
ポピーは蕾で摘め、と言ったが何色の花が咲くのがわからないな。素朴な疑問が
浮かぶ。
鉄鋏を握った部分が手のひらに凍りついて、脳天にまで痛みがとどいている。
画像を撮るのを手仕舞いにして、面倒なので蕾が多そうなストックだけを10本
摘んで早々に車に戻ることにした。
車のなかで、ストックはあの水仙ほどには香らなかった。
菜の花も畑一枚ぐらいしか今回は目に付かなかった。
どれ、せっかくだから犬吠埼にでもちょいと足を伸ばしてみようか。
→南房総の花(1)の記事はこちら
(2)
南房総での花摘みはこれで二度目である。
数年前だったと思うが、そのときは水仙だった。
「この花の真ん中の黄色いところが綺麗な茶碗状になったのが『おわん』。ぼじゃ
ぼじゃになっているのが『ぼじゃ』っていうんだよ」
「ふーん、本当だ! 二種類ある」
花畑のおばあちゃんにいわれた言葉と、帰りの車のなかが水仙の芳香に満たされ
たことを思い出す。
今回のこの花畑には水仙がなかったようだ。
ポピーがとても綺麗である。
とにかく、やたらめったら寒い。
手がかじかむ。いまさら手袋をしても遅いだろう。
ポピーは蕾で摘め、と言ったが何色の花が咲くのがわからないな。素朴な疑問が
浮かぶ。
鉄鋏を握った部分が手のひらに凍りついて、脳天にまで痛みがとどいている。
画像を撮るのを手仕舞いにして、面倒なので蕾が多そうなストックだけを10本
摘んで早々に車に戻ることにした。
車のなかで、ストックはあの水仙ほどには香らなかった。
菜の花も畑一枚ぐらいしか今回は目に付かなかった。
どれ、せっかくだから犬吠埼にでもちょいと足を伸ばしてみようか。
→南房総の花(1)の記事はこちら
太平洋の荒波、どこまでも続く水平線、海からの
涼しい風、気持ちよかったです。
この花摘みのあと、わたしも犬吠埼に向かいました。
その際に、九十九里浜沿いの有料道路をはしりましたが、おっしゃる通りの荒波と水平線を横目でみながらエンエンと突っ走りました。
天気がよかったので楽しいドライブでした。