温泉クンの旅日記

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角島大橋 山口・下関

2010-09-19 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <角島大橋>

 美祢(みね)インターを降りて、ナビをセットしようと車を止めた。
 角島大橋を探すが、ナビが古すぎてそんな橋は存在しない。しょうがないので地図で角島に一番近そうな本土側の辺にセットして走りだした。

「なんだ、萩まで行ったのなら、ついでに角島まで足を伸ばせばよかったのに」

 オフィスのあるビルの、喫煙室でのことだ。
 連休を利用して萩、津和野に行ってきたというわたしに旅好きな同僚が言った。会社ではわたしが大の字が付く「温泉好きで旅好き」というのは知られていない。

「角島ってなんかあるんですか」
 日本海側の道は、五所川原から竜飛岬までの海岸線を除いてすべて走りつくしたが、角島という地名は初めてである。

「日本とは思えないような綺麗な橋が架かっているんですよ。ちょっと待って・・・」
 同僚は携帯を取り出し、あちこち操作して画像を探している。彼は旅の思い出を、携帯電話のカメラを使って画像を記録しているのだ。
「あっ、これこれ!」

「ほぉ・・・たしかに綺麗な橋ですね。うぅーむ、いずれ九州に行くときにでも必ず寄ってみます」
 ぜひとも、一見する価値がある橋だなと直感した。

 そんな会話をしてからもう一年が過ぎたのだった。角島だけを目的に旅をするわけにもいかず、休みもなかなかとれなかったのだ。
 インターから一時間ほどで角島大橋に到着した。

 本土(下関)側から見た、角島大橋。



 着工は1993年で、開通したのは2000年の秋である。全長1,780メートルで、離島架橋としては沖縄についで第二位の長さだ。無料である。
 この橋ができるまで角島へ行くには、本土から渡し船を利用していたそうだ。



 たしかに美しい橋である。
 北長門国定公園の中なので、橋脚を低くして景観に配慮している。
 白い砂浜とエメラルドグリーンの海士ヶ瀬戸に、綺麗な湾曲と高低差を持った橋が見事に調和している。
 その景観の素晴らしさから、自動車会社三社のテレビコマーシャルに使われているのも、なるほどと頷ける。



 では、渡ってみよう。



 危ないが、運転しながら片手で何枚か画像をとってみる。
 制限時速は四十キロに制限されていて、強風の日には通行止めとなる。



 角島側から下関側を見た、橋だ。



 角島から下関へ戻る。





 高低差があるのは、船の航路を確保しているためだろう。



 山口県には、精緻を極めた木造の錦帯橋もあるし、なにか橋造りにはこだわりがあるのだろうか。


  →「錦帯橋(1)」の記事はこちら
  →「錦帯橋(2)」の記事はこちら


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