温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

長崎のトルコライス

2010-09-15 | 食べある記
  <長崎のトルコライス>

 長崎のローカルフードといえば思い浮かべるのは、高級な卓袱料理はわたしにはちょっと縁がなさそうなのでおいといて、まずはチャンポンと皿うどんだろう。

 前回に長崎へ旅したあとで知ったのだが、そのチャンポンと皿うどんの次に、トルコライスという名物料理があるという。
 ピラフ、スパゲッティ、トンカツが一皿に盛られているそうで、どれもわたしの好物である。食べればよかった。残念であった。

 苦節十年以上かかってしまったが、その悔しさを晴らすチャンスがついにきたのだ。
 下調べもせずに、車をとめた眼鏡橋付近の店にはいってみることにした。



 よくよく見れば、市電を改造した店である。
 市電がバックで店に突っ込んだような店、といったほうがわかりやすい。





 入り口も市電に取り付けられていた扉を使用している。奥にも広い部屋があって、壁をとりまく書棚に漫画本がびっしりと埋まっていた。
 店のなかには、鉄道ファンなら喜びそうなグッズがあちこちに置いてあった。



 市電の吊革がさがっている下にある、こちらも市電のソファー席に座ると、トルコライスを注文した。
 三種類どれも好きなものだが、旅の最中なので量が適量だとありがたいのだが・・・。

 トルコライスには起源はいろいろあって、そのなかでも「トルコ架け橋説」というのがいかにもそれらしい。

  『サフラン(ピラフ)がインドを、スパゲッティがイタリアを指し、そこに豚カツが
   加わって架け橋になるという解釈から両地域の中間に位置するトルコの名称を
   冠した』

 というものだ。

 ほかにも、発祥の店名説、トルコ起源料理説、国旗の三色旗を意味するフランス語の「トリコロール」がなまって「トルコ」と略されたというトリコロール起源説、神戸起源説などさまざまな起源説があるがはっきりしないそうだ。
 長崎で1950年代に出現したと見られるが、「うちが初めて考案したのだ」と主張する店が多数存在しているそうである。

 トルコライスが運ばれてきた。適量で、だいじょうぶそうだ。



 カレー味のピラフ、にたぶんこの店特製デミグラスソースがかけられた揚げたてのカツ、それにナポリタンスパゲッティだ。
 どれもまずまずの味だが、三種類あるので相乗効果で満足できる。
 一見適量と思ったが、とうしてどうして、食べ終わるとかなりの満腹度である。
 懐かしい瓶コーラがあったので、それを頼んで一服する。



 ポスターによれば、9月16日はなんと「トルコライスの日」だそうだが、よくわからない。



 トルコライスだが、大阪市、神戸市、川崎市に同名の料理がありそれぞれ微妙に内容は異なるそうだ。
 この旅の帰り道、愛知県のサービスエリアでもトルコライスを発見して、見たらスパゲッティは焼きそば、トンカツは味噌カツであった。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 諏訪大社 | トップ | 角島大橋 山口・下関 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

食べある記」カテゴリの最新記事