<読んだ本 2018年4月>
車を運転するのも好きだが、歩きまわるのも大好きである。
熱中症対策も兼ねて、長時間歩くときには水分補給は欠かせない。コンビニか、路上に置いてある自販機で冷えたミネラルウォーターかお茶を買うことが多い。
海もわたしに負けずにミネラルウォーター好きである。正確にいうと、冷えたミネラルウォーターのボトルに結露した水滴がお気に入りなのだ。
中身の水でわたしが焼酎を割り、外の水滴をちゃおちゅーるさながらに海が楽しむ。安上がりの一挙両得だ。(なんのこっちゃ)
先日、歩いていると、ある自販機で思わず目が釘付けになった。
(なんと、安い・・・・・・)
きっと売値は設置者の自由裁量なのだろうが、それにしても安い。水の90円もだが「伊右衛門」が100円とは滅茶安な良心的な値段設定だ。通常なら、130円から150円くらいの値付けであろう。
(うっそぉー、マジ卍!)
気になって駅のホームの自販機で同じ商品を探して見つけたら、なんと、160円となっていた。女子高生(JK)なら声に出して騒ぐだろうが、オジサンは心のなかで叫んだのだ。空いた口がふさがらない。良心まるでなし、悪逆非道と思える値段である。(と、そこまでは言い過ぎか)
まあ、JRへの上納金もあるのだろうが、同じ自販機の商品価格が100円と160円、なんとその差が六割もあるとは驚天動地のことだ。
そんなことがあったので、歩いていると路上に設置してある自販機の値段がどうにも気になってしょうがない。
さて、4月に読んだ本ですが、今月もまずまずの6冊でした。累計で19冊です。
1. ○悪党芭蕉 嵐山光三郎 新潮文庫
2. ○Gマン 宿命の銃弾 上 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
3. ○Gマン 宿命の銃弾 下 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
4. ○蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ 室生犀星 講談社文芸文庫
5. ◎三屋清左衛門残日録 藤沢周平 新潮文庫
6. ○ミステリークロック 貴志佑介 KADOKAWA
楽しみにしていたスワガ―シリーズの最新作「Gマン」だが、いつもなら面白くなる下巻でもなんかいまひとつだった。残念。
珍しく、どちらかというと純文学の室生犀星の「蜜のあわれ」を読んだ。
主人公は七十歳くらいの小説家上山と、女主人公の金魚の化身の少女が交わす会話だけで書かれた幻想的な小説である。
わたしの好きな役者「大杉漣(猫好きでもある)」の主役で映画化されている。
急逝した彼を偲んでこの短編を読んだのだが、感性の、大事な部分が磨滅しへたれてしまったわたしにはどうにも難しかったようだ。
謹んで大杉漣さんのご冥福をお祈りいたします。
「ミステリークロック」のなかで、老ミステリー作家が、携帯電話の登場でミステリーのトリックが制約を受ける、高額な通話料金とパケット代のせいで本が買われなくなった。公共の場で携帯電話をいじっている連中はラッキョウを剥くのに夢中なサルも同然ではないか、中でも最悪なのはスマホとやらだ、と嘆き、毒づく。
『スマホ、もといスアホに取り憑かれている連中は、無意味な暇潰しのためにだけ作られたアプリで、
貴重な人生の時間を空費しておる! 最も我慢ならんのは、他人と同席しながら下を向いて
スアホに没頭している無礼者だ! これほど重大な侮辱があろうか? あなたは退屈この上なく、
一顧だにする価値もない人間だと、面と向かって宣言しているに等しいのだからな!』
わたしもいまだにガラケーなので、このセリフの部分に、なんとなーくだが賛同するところもある。
「三屋清左衛門残日録」、さすがに面白かった。今年は、まだ読んでいない藤沢周平の本を、長編からつぶしていくとするか。
→「読んだ本 2018年3月」の記事はこちら
車を運転するのも好きだが、歩きまわるのも大好きである。
熱中症対策も兼ねて、長時間歩くときには水分補給は欠かせない。コンビニか、路上に置いてある自販機で冷えたミネラルウォーターかお茶を買うことが多い。
海もわたしに負けずにミネラルウォーター好きである。正確にいうと、冷えたミネラルウォーターのボトルに結露した水滴がお気に入りなのだ。
中身の水でわたしが焼酎を割り、外の水滴をちゃおちゅーるさながらに海が楽しむ。安上がりの一挙両得だ。(なんのこっちゃ)
先日、歩いていると、ある自販機で思わず目が釘付けになった。
(なんと、安い・・・・・・)
きっと売値は設置者の自由裁量なのだろうが、それにしても安い。水の90円もだが「伊右衛門」が100円とは滅茶安な良心的な値段設定だ。通常なら、130円から150円くらいの値付けであろう。
(うっそぉー、マジ卍!)
気になって駅のホームの自販機で同じ商品を探して見つけたら、なんと、160円となっていた。女子高生(JK)なら声に出して騒ぐだろうが、オジサンは心のなかで叫んだのだ。空いた口がふさがらない。良心まるでなし、悪逆非道と思える値段である。(と、そこまでは言い過ぎか)
まあ、JRへの上納金もあるのだろうが、同じ自販機の商品価格が100円と160円、なんとその差が六割もあるとは驚天動地のことだ。
そんなことがあったので、歩いていると路上に設置してある自販機の値段がどうにも気になってしょうがない。
さて、4月に読んだ本ですが、今月もまずまずの6冊でした。累計で19冊です。
1. ○悪党芭蕉 嵐山光三郎 新潮文庫
2. ○Gマン 宿命の銃弾 上 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
3. ○Gマン 宿命の銃弾 下 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
4. ○蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ 室生犀星 講談社文芸文庫
5. ◎三屋清左衛門残日録 藤沢周平 新潮文庫
6. ○ミステリークロック 貴志佑介 KADOKAWA
楽しみにしていたスワガ―シリーズの最新作「Gマン」だが、いつもなら面白くなる下巻でもなんかいまひとつだった。残念。
珍しく、どちらかというと純文学の室生犀星の「蜜のあわれ」を読んだ。
主人公は七十歳くらいの小説家上山と、女主人公の金魚の化身の少女が交わす会話だけで書かれた幻想的な小説である。
わたしの好きな役者「大杉漣(猫好きでもある)」の主役で映画化されている。
急逝した彼を偲んでこの短編を読んだのだが、感性の、大事な部分が磨滅しへたれてしまったわたしにはどうにも難しかったようだ。
謹んで大杉漣さんのご冥福をお祈りいたします。
「ミステリークロック」のなかで、老ミステリー作家が、携帯電話の登場でミステリーのトリックが制約を受ける、高額な通話料金とパケット代のせいで本が買われなくなった。公共の場で携帯電話をいじっている連中はラッキョウを剥くのに夢中なサルも同然ではないか、中でも最悪なのはスマホとやらだ、と嘆き、毒づく。
『スマホ、もといスアホに取り憑かれている連中は、無意味な暇潰しのためにだけ作られたアプリで、
貴重な人生の時間を空費しておる! 最も我慢ならんのは、他人と同席しながら下を向いて
スアホに没頭している無礼者だ! これほど重大な侮辱があろうか? あなたは退屈この上なく、
一顧だにする価値もない人間だと、面と向かって宣言しているに等しいのだからな!』
わたしもいまだにガラケーなので、このセリフの部分に、なんとなーくだが賛同するところもある。
「三屋清左衛門残日録」、さすがに面白かった。今年は、まだ読んでいない藤沢周平の本を、長編からつぶしていくとするか。
→「読んだ本 2018年3月」の記事はこちら
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