大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

福岡アジア美術館~戦後70年をむかえて・小企画展

2015年07月01日 18時11分28秒 | 日記

福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端町)で「小企画展・戦後70年をむかえて イマジンー争いのない世界へ」が始まりました。(9月1日まで)

開催にあたって、以下のように企画の趣旨が述べられています。(企画展作品紹介目録より)

===今年は、日本が太平洋戦争の終結から70年を迎えました。

本展は、この節目の年に、美術品を通してアジアで起こった戦争を見つめ、美術と戦争の関わりについて考えようとするものです。

展覧会では、日本がアジア諸地域へ侵攻する形で始まった戦争から、20世紀のアジア各地で起こった独立戦争や、民族・宗教・思想上の対立による紛争、いまも頻発するテロまで、様々な争いへの応答として作られた作品を展示します。その内容は、現在からみると特定のイデオロギーにとらわれたものにみえるるかもしれませんが、作家たちは時代と社会の制約や重圧の下で、戦争という大事に真摯に向き合い、できうる表現を行ってきました。

そこには、生々しい戦いの場面だけでなく、戦時下の日常、戦後の新たな問題、そして戦争についての批判や反戦の思いなどが表現されています。

この展覧会が、わたしたちが次の時代へ歩みを進めるためのささやかなステップとなり、ジョン・レノンが戦争のない世界を「イマジン(想像)」しようと歌ったように、平和について考えるきっかけになることを願っています。===

作品展示は1、日本による戦争 2、アジアの戦争=冷戦の中で、分断される国・民族 3、新たな火種、止むことのない争い  4、イマジンー争いのない世界への4部構成になっています。

入ってすぐには小さな油彩画「林学大の肖像 1940年頃」がかけてあります。作者はチャン・ジューチー(1904~1942)。作者の経歴を見ると最後に「人望が厚くシンガポール画壇を率いる存在だったが、1942年日本軍による華人粛清の犠牲になった」とあり~えーっつ、、、、ドキドキとして恐ろしい~~。でもしっかり見なくてはーー

博多は山笠でにぎわってます。アジア美術館のすぐ横にも「山笠」が飾ってあります。山笠見物の際には、ぜひ!アジア美術館にもお立ち寄りください。広い休憩スペース、コーヒー・コーナーもあります。

下:あじびニュース2015年7月号VOL61  (は福岡アジア美術館の愛称です。)