7月22日は大牟田石炭産業科学館の開館記念日です。開館20周年を記念して、当日は無料です。
現在夏の企画展として「三池炭鉱専用鉄道の歩みと現在」の展示が始まりました。(8月30日まで)
「三池炭鉱専用鉄道」は三池炭鉱関連施設の一つとして世界文化遺産に登録されました。
起点は?どこまであるのでしょうか?どのような歴史が刻まれているのでしょうか?
始まりは、1878年(M11)で、馬車でした。1891年(M24)に蒸気機関車に代わり、
1909年(M42)電気機関車に変更、1923年(大正12)に全線電化されたそうです。
(下:2015年7月18日朝日新聞・堺謙一郎「三池炭鉱鉄道の歴史語る150点」より)
坑道の中に入った馬は一生を坑道内から出れなかったそうです。かわいそう!!
「専用鉄道」はどこからどこまで、何キロ? → 最盛期は総延長150キロありました。
現在は~約1.8キロが「三井化学専用線」(宮浦の工場から仮屋川操車場まで 旭町線とも呼ばれる)
旭町から東新町に入るところに踏切もあります。
「炭鉱専用鉄道」が運んだものは、石炭、機材塁、従業員と言われますが、、。地元住民の方々の多くが利用できた時もありました。
世界遺産に登録されたのは宮原坑付近から万田坑を経て三池港までの鉄道敷跡約6キロです。
往時の街を走る炭鉱電車や鉄道敷きの風景写真、定期券、テールランプ等懐かしい品々も展示されているそうです。