「シルクロードのオアシス都市として知られるウズベキスタンのサマルカンドのカフィル-カラ城遺跡で、8世紀のものと見られる金や宝石などの装身具が見つかった」そうです。「国立民族学博物館(大阪府吹田市)と帝塚山大学(奈良市)でつくる調査団が発表」されたものです。「装身具にはギリシャ文化やインド文化などの影響が見られ、東西交易を支配したソグド人の拠点だったサマルカンドの繁栄をうかがわせる資料として注目される」とのことです。「調査団代表の宇野隆夫-帝塚山大学客員教授(考古学)は『奈良県斑鳩町の藤ノ木古墳の出土品とも似た飾りがあった。西アジアやギリシャ、インドなどの文化がアフガニスタンで出合って融合し、サマルカンドに至ったと見られる。その後、中国から朝鮮半島、日本へと伝わったのでは』と」見解を出されています。シルクロードはジュエリーも運んだ道なのですね。遠いところでの遺跡発掘、お疲れさまです。シルクロードは果てしない遠く地域を結び、長い年月を紡いでいます。
(下:2019年3月2日朝日新聞-宮崎亮「シルクロードの交流刻む ウズベキスタンの遺跡から8世紀の装身具 奈良の古墳出土品とも似ている飾り」より)
(下:2019年3月2日朝日新聞-宮崎亮「シルクロードの交流刻む ウズベキスタンの遺跡から8世紀の装身具 奈良の古墳出土品とも似ている飾り」より)