長時間労働と心筋梗塞の関係

　「１日１１時間以上働く中年男性は、７～９時間の標準的な勤務時間の人に比べて急性心筋梗塞を発祥するリスクが１.６倍になるとする大規模調査結果を、国立がんセンターや大阪大のチームが(３月)１４日、発表した」そうです。「特に会社員や５０歳以上の人が長時間労働の影響が出やすい」そうで、「長時間労働と急性心筋梗塞の関係を指摘した日本での本格的調査は初めて」だそうです。「疲労回復が不十分になったり、精神的ストレスが増加したりすることが原因と見られる」そうです。～こういったことは働いてる人にとって実感的に～当たり前、当然！と言いたいとこですが、医学的に証明するには長い調査、データが必要なんですね。それにしても１.６倍とは大変です。
ところが「一方で、経営者や自営業の人は長時間働いてもリスク上昇はなかった」そうなんです。どうしてでしょうか？「(調査)チームは長時間労働と脳卒中との関連も調べたが、統計的に明確な結果は得られなかった」そうです。
今後、働き方や労災認定の基準等にも生かして欲しい調査です。
(下：２０１９年３月１５日西日本新聞「１１時間働くと心筋梗塞増　発症リスク１.６倍に
会社員、５０歳以上　要注意」より)