・・・中公新書は私の趣味に合った本が多いので、良く買う。
今回の題名の書籍はあっちこっちで取り上げられている話題ではあるが、私に興味を抱かせるグラフ、図、写真が多く載っていたので、買って読んだ。
読んだ内容で面白かったのは、分野は違うが、開発をするときの困難さとそれを乗り越えていく発想などが自分自身の過去と共感するところがあって、はやぶさの開発者が苦労したことがよく理解できたので、面白かったと思う。
「はやぶさの信号が途切れた時のデーター」
はやぶさが帰還して、カプセルを切り離し、役目を終えて大気圏に突入して燃え尽き、今まで、発信していた信号が途切れた瞬間を示すグラフが、何よりもリアルで感動した。
「はやぶさのラストショット」
はやぶさがカプセルを切り離し役目を終えたが、まだかすかに機能が残っていて、その余力で故郷の地球の写真をとったが、その写真を送っている途中で信号が途切れ、地球の部分は写っている写真は、送っている探査機が息も絶え絶えの様子がよく表れている。
機械でも自立の思考ができるようにプログラムされているので、機械でありながら人格を感じる。