生活保護の人がパチンコ→市民に通報義務 兵庫県小野市

いじめ条例、空き家条例など全国に先駆けて施行する兵庫県小野市。
市民の声に耳を傾け、現状維持バイアスに震えずアグレッシブに施策を展開する行動力。
HPでもしっかりと自身の考え方を公表しているこの市長は、柔軟な発想の持ち主なのだろう。

こんにちは市長です


ソース朝日新聞
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生活保護や児童扶養手当の受給者がパチンコやギャンブルで浪費しているのを見つけた市民に通報を義務づける条例案を、兵庫県小野市が２７日、市議会に提案した。市は「不正受給防止のための、全国的にも例のない取り組み」という。市には「全国に広げるべきだ」「相互監視社会になる」と、賛否の声が寄せられている。

名称は「市福祉給付制度適正化条例案」。受給者が給付されたお金を「遊技、遊興、賭博などに費消」することを防ぎ、「福祉制度の適正な運用と受給者の自立した生活支援に資すること」を目的に掲げる。

パチンコや競輪、競馬などによる浪費により「生活の維持、安定向上に支障が生じる状況を常習的に引き起こしている」と認められたり、不正受給の疑いがあったりする場合、市へ情報提供することを「市民の責務」と明記した。保護が必要な人を見つけた場合も、通報を義務づけている。受給者に対しては勤労と節約を求めている。

国は８月から生活保護について生活扶助の支給額を引き下げる方針。市には、給付額が絞られる中で受給者の自立支援を一層図らなくてはならない、という考えがある。蓬莱（ほうらい）務（つとむ）市長は２７日の市議会で「福祉給付制度の信頼確保と受給者の自立した生活を支援することを目的とする。監視強化ではない」と説明した。
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条例施行がどこまで実効性があるのか未知数だが、一つの投げ掛け、きっかけになることは間違いない。

それにしても人口50000人で保護世帯数が120世帯ってびっくり！
小樽市の状況とはまったくかけ離れています。

参考　全国の保護率（参議院調査室資料）