小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

道内空港の赤字 アップルポート余市とか

2017-03-20 06:31:05 | インポート
小樽市においては港湾の維持管理に多額の経費がかかっていますが、空港も同様に赤字体質のようです。

それにしても道管理空港6施設だけで18億円とは。
休止中の礼文空港ですら600万円。
空港とはお金のかかる施設だと改めて感じます。





ちなみに国管理空港も同様に赤字体質。
稚内空港7億円、釧路空港8億円、函館空港6億円とそれぞれ赤字。
道内では唯一、新千歳空港の一人勝ち。
一定の利用がある函館や帯広でも収支均衡を図るのは難しいのが現実のようです。

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道管理6空港の15年度収支、8年連続赤字 合計18億円
ソース北海道新聞

道が管理する道内6空港の空港本体と空港ビルを合わせた2015年度の収支試算は、総額18億200万円の赤字となることが17日分かった。道が収支の公開を始めた08年度から8年連続して6空港すべてで赤字となった。道管理の女満別空港は、20年に道内7空港の運営を一括で民間委託する「 空港民営化 」の対象となっており、収支改善が求められる。

道は空港運営の透明性を図るため、企業会計の考え方を取り入れて収支を試算し発表している。6空港の営業収入は、航空会社から徴収する着陸料や駐機料、ビル運営会社から入る土地建物貸付料など計4億2千万円。営業費用は空港整備費や人件費、減価償却費など計23億7600万円だった。

個別の収支は、女満別の赤字が最も多い7億4100万円で前年度から11・6%増えた。奥尻の赤字は前年度から15・2%改善し、1億5600万円。09年度から休止中の礼文は維持管理費がかさみ600万円の赤字だった。

6空港のうち女満別、紋別、中標津の3空港は滑走路などの空港本体を道が管理し、空港ビルを自治体出資の企業が管理している。空港本体と合わせた収支は赤字となるが、3空港の空港ビル会社はすべて黒字を計上した。

道管理空港の赤字体質は長年続いており、道の一般財源で赤字分を穴埋めしている。国が管理する道内5空港の15年度の収支試算でも、黒字だったのは新千歳のみ。道は新千歳を核に道内7空港の一括民営化を進め、経営の安定を目指す。
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空港といえば、昔余市にも空港がありました。
正式には「余市農道離着陸場」、通称「アップルポート余市」。

小型飛行機により付加価値の高い農産物を空輸し、地域の農業振興を図る、とのふれこみに計画当初から輸送コストが高く実用化は難しいと懐疑的な声が上がりました。
しかし、実態とかけ離れた需要予測を元に農水省のゴリ押しで建設されてしまいます。
800mの滑走路を飛行機はこれまで何回飛んだのでしょう。


数年前までアップルポート余市でイベントを実施していましたが、最近はそういう話も聞きません。
自分の耳には届いていないだけかもしれませんが。
余市農道離着陸場設置条例をみる限りは、まだ廃止されていないようです。
(廃止にすれば国庫補助金を返還しなければならないなど色々な事情があるのだと思います)