小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

将棋の一番長い日 A級順位戦 衝撃の結果

2018-03-03 01:33:44 | インポート
将棋の一番長い日と言われるA級順位戦最終局。
6人でのプレーオフ、渡辺棋王の降級など衝撃の結果となりました。


朝10時に始まった5局の一斉対局のうち、最後までもつれた久保・深浦戦は、終局が深夜24時過ぎ。



14時間以上を戦ってきた終局直後の二人は、まさに精根尽き果てた様子。
勝った深浦九段は自力でA級残留を決めました。
敗れた久保王将は、なんと翌日3月4日に豊島八段とプレーオフを戦うという強行軍。


佐藤天彦名人への挑戦権をかけたプレーオフへの進出は、前代未聞の総勢6人。
羽生竜王、久保王将、佐藤康光九段、稲葉八段、広瀬八段、豊島八段がわずか1か月の間に連戦を繰り広げることになります。


(順位戦プレーオフは、パラマス式トーナメント)

プレーオフは、棋王戦、王将戦のタイトル戦番勝負が進行している過密した日程の間を縫って行われるため、日程調整が大変なのは分かるのですが、まさか、深夜まで戦った翌日にすぐ対局とは。
6人でのプレーオフとなれば、そうなるとあらかじめ分かっていたとはいえ、久保王将、豊島八段にとっては、過酷な日程となっています。


一方、B1降級は、屋敷九段、行方八段、渡辺棋王の3人。
渡辺棋王は、順位3位の4勝6敗でまさかの降級。
前期の三浦九段にまつわる一連の騒動に対する因果応報とみるのは、偏った見方かもしれませんが、いずれにしても渡辺棋王にとっては、あまりに厳しい結果となりました。


(第76期 A級順位戦 結果表)

まさに将棋の一番長い日。
勝負の厳しさを改めて感じた一日でもありました。

全面的に中継してくれているAbemaTVには、将棋ファンとして大感謝です。