
さて帰京を前にして一昨日は準備やら目につくところの片付けやらで大わらわ・・・・。家内と息子は午前中に庭の石に櫛を入れました。

義父が生存中には担当でしたが、今後は息子の役目になりそうです。

家内が3割で残りを息子がやったようです。

家も庭も蒐集作品も常に手入れが大切なようです。

手入れをしないで、ただ真贋や金銭的な価値を追い求めるところに美は存在しないのでしょう。

さて当方では大正期からの特定の数名の美人画を描く画家の作品を蒐集しています。数多くの美人画を描く画家がその頃より存在しますが、見るべき作品を描いた画家はそれ程は多くはないと思っています。
上村松園、伊東深水、鏑木清方らの大家は別として、見るべき画家は島成園、池田焦園(池田輝方はだめ)、木谷千種、岡本大更、岡本更園、松村梅叟、そして大林千萬樹くらいでしょうか?

本日は当方にてそれほどではないにしろ蒐集対象としている大林千萬樹の作品の紹介です。
藤娘図 大林千萬樹筆 その9
絹本着色軸装 軸先 合箱入
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦*横


大林千萬樹に関してもあくまでも出来の良い作品のみが蒐集対象です。

美人画では一般的に出来の悪い作品はほとんどが贋作である可能性が高いようです。

「もとめによリテ」とあり、誰かに依頼されて描いた作品であることが分かります。

繰り返しますが、同時期の美人画を描いた画家で見るべき作品を描いた画家は、大家は別として「島成園、池田焦園(池田輝方はだめ)、木谷千種、岡本大更、岡本更園、松村梅叟、そして大林千萬樹」の作品のみ・・・。その後はまた多くの見るべき画家が輩出されていますが・・。
本日で今年のブログ投稿は終了です。本年は(も?)ガラクタな作品、拙い投稿にお付き合い頂き誠にありがとうございました。来年は1月10日から投稿開始予定ですので、よろしくお願いいたします。それでは皆様、よいお年をお迎えください。