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本日は投稿予定日ではありませんが、ちょっと気軽な作品?を投稿します。
玄関などちょっと花を生けるためには良さそうなので入手した花瓶です。玄関など訪問客の訪れる棚などに飾るものは気楽なものがいいでしょう。高価なものは決して飾っていけませんね。壊れてもいいものというのも必須条件です。
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遊び心 景徳鎮 花鳥文染付青花尊形花瓶
高台内「大清康熙年製」款記あり 誂箱
口径143*底径97*高さ227
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本作品には高台内に「大清康熙年製」と染付にて記されているますが、康熙年間(1662〜1721)は、日本では江戸前期から中期に相当します。15世紀から陶工らは皇帝の年号を官窯磁器の款識とするようになりました。特に書款が定制化されてからは、歴代朝廷の作例から、初めに年代、次に帝号、最後に製作年という順に記してあり、一つの書式として概括することができます。例えば、景徳鎮で制作された康熙朝磁器には「大清康熙年製」と書いてありますが、「康熙年製」と簡略化したものもあります。
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これに対して、皇家の工房で落款が入れられた琺瑯彩磁器には「御製」とあり、皇帝を示す「御」という文字があることで、極めて特徴的な皇家の標記「御製康熙」となっています。つまり高価な官窯の作品には「大清康熙年製」という銘ではないということかな?
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この作品は白磁に酸化コバルト顔料(呉須)で下絵付をした陶磁器です。主に景徳鎮で現代以降に作られたとさらます。
景徳鎮の青花は白磁の素地を形成したのちに、素焼きせずに酸化コバルト顔料で絵付をし、その後上から透明釉をかけて焼成をします。このコバルト顔料は焼成前には灰青色ですが、焼成すると色が変化し鮮やかな青色が発現します。
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描かれる絵は時代により様々ですが、鳳凰、龍、花といった古く中国から使われているものから、器面を活かし山川、建物、人物などがございます。この青花と呼べれる作品は、日本では染付(そめつけ)とも呼ばれます。
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形もよく、染付の出来も悪くはない。官窯ではないでしょうから、普段使いには何ら支障はありませんね。
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この作品を官窯の高価な作品と勘違いされないように・・。まず巷には官窯の作品はまずない!
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気軽に飾って愉しんでいます。扇面は福田豊四郎の作品です。こちらも気軽な作品・・、玄関には「おっ」と思わせる作品がいいのだそうです。やたら高価な作品を玄関に飾ると品格が疑われるらしい・・・・。