本日はまだ夏季休暇中ですが、コロナ禍と大雨で今夏の帰省は急遽中止としています。帰省しなくて正解なような気がしますが、予定が大幅に変更でプールや花火やらで気を紛らわしている次第です。
近所の子らを集めて近くの公園で花火を二日。
二日間、近所の子どもは入れ替わりで・・。
盆の迎え火と送り火、息子は毎年のことで小生より段取りが詳しくなってきました。
夜の公園で昆虫採集。
道路に座り込んで送り火・・。
近所の自然園のカフェへ・・・。
もちろん、猛暑でも散策。
カマキリの小学生も付いてきた。
少し公園内の図書館で休憩。
さて本日は気ままなブログ・・。蒐集作品のガラスケースの保護用の段ボールの寸法測定の際に撮った写真でブログを投稿します。
極彩色の彫刻など作品を保護するためにガラスケースは必需品です。冒頭の写真は本ブログでも紹介した平野富山の「桃太郎」という作品ですが、見事な彩色ゆえに陽の当たる場所には無論置けず、照明もあまりよくありません。長時間飾れませんが、収納するにはひと仕事となります。よってカバーを容易したガラスケースに入れて飾り、埃や光線から守ります。
上記の弁天様(平野富山作)もまた同様の誂えです。カバーは帯地で作った正絹です。この2作品はガラスケースごとひとみ蓋の桐箱に収納するように誂えました。
現在準備中なのは上記の横綱牛(平野富山作)です。敷布もまた帯地で作った正絹。
ガラスケースは日本の伝統工芸であろうと小生は考えています。木材、和紙、塗、絹などに見るべきところは多いと思います。
神棚の福之神(市川琅作)もまた極彩色ゆえガラスケースは入れて祀っていいます。
意外に作品に合うサイズのガラスケースを見つけるのはひと苦労です。前扉が開閉するガラスケースが便利です。
大黒天(平櫛田中作)もまた・・・。極彩色の作品は必ずガラスケースが必要ですし、カバーのない場合は長時間の展示は避けるようにしています。
博多人形(「利休像」 川崎虎雄作)などもまた・・。この程度の大きさは共通の大きさが活用できます。
観音様(持経観音像 高村光雲刀)もまたガラスケースへ・・。
仏像関連はひとみ蓋の保存箱に入れたまま飾るのはいいし、厨子でもいいでしょう。ただひとみ蓋の箱は作品がよく見えないし、厨子は意外にサイズが大きいものは少なく、サイズがぴったりの厨子の入手はガラスケースより格段に難しくなります。
そこでガラスケースの活用となります。上記の写真は聖観音菩薩像(圓鍔勝三作)です。これはさすがに全面の扉が開くものはない・・。
古色を付けた彩色もまた光線と埃は厳禁です。
上記写真の作品は「倣法隆寺金堂天蓋附属鳳凰」(市川鉄琅作)です。木材やガラスがしっかりしているものがガラスケースにはいいです。
時には陶磁器の展示にもガラスケースを使います。
上記の作品は「古清水焼(栗田焼) 色絵布袋唐子香炉」ですが、香炉蓋の安定が悪いので、あえてガラスケースに入れて展示しています。
ガラスケースは材質が面白い・・。
上記写真は「頼山陽像」(圓鍔勝三作)です。
厨子は以前にブログに掲載しています。
上下は平櫛田中作の「大黒天」のサイズ違いの2点です。
厨子といえども普通のものではつまらない。骨董蒐集する者はものへのこだわりが中途半端ではない・・???
下記の写真は澤田政廣の観音像。
下記の作品は平櫛田中の五浦釣人(岡倉天心)像です。
今泉今右衛門のサル・・。
身近で楽しんでいる夏季休暇、郷里で骨董散策はでききなかったもののそれなりに蒐集もし、手近の作品で結構愉しんでいます。
あと何度の夏・・・。