男の隠れ家の改修工事は外部の仕上げがほぼ完了してきたので、雪解けを待っての内部の改修工事の準備にとりかかっています。友人が内部の図面作成をしていますが、当方では内部で使う材料の手配にかかっています。
建具に使用するステンドグラスを物色中です。
インターネットオークションで選んでおり、建具に取り付け可能かどうかを大工さんと協議します。
本日作品紹介ですが、木下孝則は一貫して婦人像を描きつづけ、穏健な写実派の作家として知られ、戦後は一連のバレリーナの作品によって注目されました。その代表的なバレリーナを描いた作品群のひとつを紹介します。
座るバレリーナ 木下孝則画 その31
油彩額装 左上サイン 誂:黄袋+タトウ
額サイズ:縦660*横740 画サイズ:縦440*横520 F10号
何気ないレッスンのひとコマを描いた作品なのでしょう。
木下孝則の作品の特徴はその筆のおきどころ・・。ここで作画を止めるというのが面白い・・。
バレリーナの手足の長さの美しさが本作品の見どころでもあります。
木下孝則は都会の洗練された若い女性をモデルとして、明快単純な色調、優れた描写力が独自の作風を創り出していていますが、作品は殆ど女性像であり、それもコスチュームが多く、裸婦を描いた作品は非常に少ないようです。
サインからの制作年代の推測にはまだ当方の資料が足りないようです。
木下孝則の女性を描いた作品の数も徐々に多くなってきています。木下孝則の蒐集は父の代からある作品にも関連するでしょうが、その品格の高さ故に蒐集です。ただ作品数が薔薇を題材にした作品も多く、出来の良い作品を厳選することが肝要なようです。