夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

忘れさられた画家ーその2 松梅図 望月玉渓筆 

2010-09-22 10:03:13 | 掛け軸
松梅図 望月玉渓筆
絖本水墨淡彩緞子装軸 軸先陶製杉古箱
全体サイズ:縦1295*横665 画サイズ:縦633*横525

以下は購入時に作成しました説明書の引用です


「本作品は望月玉成の作品として出品されていたものです。



玉成は玉渓の子息にあたります。誤った出品ですね

望月玉渓は望月派の五代目。

帝室技芸員の父・玉泉に学び、品格の良い作品を多く世に出し、伝統的な大和絵の最期の人といわれている。驕らず謙虚で奥ゆかしく、高雅なる品位を保つ。




その崇高な人柄の玉渓をその作品とともに敬愛する人たちは多い。思文閣「燕子花小魚図」は(画サイズ:520*350 着色)参考までに65万の値がつくなど評価が高い。

本作品は梅と松をさらりとした淡彩で描かれ、品格が高く水墨で表現されている。」







ちなみに思文閣「和の美」というカタログは非常に貴重な本です。忘れ去られている日本画のかけがいのない参考書のようなものです。美術館で発刊されているものより数段上

そろそろ小生のコレクションの新規入手も控えようかと思っています。
今少し、勉強する時期にきたかと思っています。
買う→勉強する→売るのサイクルで「勉強する」サイクルのようです。
資金調達が必要になると売却も考えています

上記のサイクルは必要なことです。売る、若しくは譲る、または破棄することは必須ですね。そうしないとガラクタの山になる



望月玉渓(もちづき ぎょくけい):(1874~1938)名は重信、重蔵。別号は玉禅。

本作品の印章は「玉禅」の朱楕円印を用いています


明治7年に京都で望月玉泉の子として生れる。



父玉泉に絵を学び、明治29年日本絵画協会第1回絵画共進会にて二等褒状受賞。日本美術会会員、日本画会会員。京都美術協会終身会員。

望月派五代目として活躍した。伝統的な大和絵の最後の人といわれる。望月玉成はその子。兄弟弟子に跡見玉枝、川合玉堂など。昭和13年歿、享年65歳  


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (米吉)
2010-09-23 16:58:38
玉渓松梅図の筆運びに、タッチの良さとスピードを感じます。
更に、軸の文様が、これまたなんとお洒落で粋なんでしょう!
床の間の掛け軸の主役としての墨絵、その下方に脇役というより裏方としての軸の存在に細かな柄と洒落た色使いでチラッと光を当てる!なんざあにくい心配りです。粋ですねえ。
人間関係もかくありたし!
返信する
 (夜噺骨董談義 )
2010-09-23 20:39:54
そうですね、掛け軸にはそれなりの文化、芸術、伝統、技術がありますね。

漆芸、表具、床の間・・いろんなものが凝縮されています。

都会は住宅の高層化、地方は過疎化・少子化で日本の文化がくずれつつあるのは事実です。

守り抜くには我々自身がその美学を大切にして、守ることを実践しなくてはなりませんね
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。