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本作品は2011年5月13日に投稿しましたが、「鉄拐仙人図」と題して投稿しましたが「羅漢図」という題名で書かれている絵を何点か見かけており、「羅漢図」といたします。
羅漢については唐木の木像を以前投稿したことがありました。
鉄拐仙人図→羅漢図 平福穂庵筆
絹本水墨着色軸装軸先象牙 合箱
全体サイズ:縦2030*横485 画サイズ:縦1120*横380
「道士図」という作品の説明でしたが、私は「鉄拐仙人図」と判断しました→「羅漢図」に訂正いたします。
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以下は5月13日に投稿したままの文章です。
鉄拐仙人は顔が外人で、口から自分の魂を飛ばして他の人に乗りうつったり出来た中国の仙人のことです。絵の中では蝦蟇仙人(以前に円山応挙?の作品を投稿しました)とコンビで登場しやすい。李鉄拐ともいいます。
もとは体格良好の仙人でしたが、華山で老君に会うため、体を置いて魂だけ行のですが、その際弟子に体の番をさせました。鉄拐は七日経っても帰ってこなければ体を焼いてもよいが、それまでは決して動かさないようにと申し付けます。ところが六日目に弟子の母親が死に、家に帰るため鉄拐の体を焼いて帰ってしまいます。七日目に帰ってきた鉄拐は、戻る体が焼かれて困惑します。そんなところに道端で乞食が飢えて倒れおり、その乞食の体に入ってやっと再生できたと言われています。その体に宿った絵がたくさんの画家に描かれています。
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本作品の落款と印章です。
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参考にした落款と印章です。落款は少し製作時期がずれたものかもしれません。参考落款の同時期のものと一致しますので落款は問題がありません。印章も欠け等から問題ないと思います。
平福穂庵も子息の平福百穂程ではありませんが、贋作が多く出回る画家の一人です。秋田県で贋作が出回ることが多く、稚拙なものが多いようです。
ところで日本画で一番贋作が多いのが九州だそうです。しかも一番騙されやすい人が多いのも九州とか・・。細かいところにこだわらないというか、南画の竹田や福田平八郎など著名な画家の出身地ということもあるのでしょうね。
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下の作品は某家所蔵の非公開作品です。このような四条歯の典型的なきれいな絵も穂庵は描きました。人によってはこのような作品のほうがいいという人もいます。
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羅漢については唐木の木像を以前投稿したことがありました。
鉄拐仙人図→羅漢図 平福穂庵筆
絹本水墨着色軸装軸先象牙 合箱
全体サイズ:縦2030*横485 画サイズ:縦1120*横380
「道士図」という作品の説明でしたが、私は「鉄拐仙人図」と判断しました→「羅漢図」に訂正いたします。
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以下は5月13日に投稿したままの文章です。
鉄拐仙人は顔が外人で、口から自分の魂を飛ばして他の人に乗りうつったり出来た中国の仙人のことです。絵の中では蝦蟇仙人(以前に円山応挙?の作品を投稿しました)とコンビで登場しやすい。李鉄拐ともいいます。
もとは体格良好の仙人でしたが、華山で老君に会うため、体を置いて魂だけ行のですが、その際弟子に体の番をさせました。鉄拐は七日経っても帰ってこなければ体を焼いてもよいが、それまでは決して動かさないようにと申し付けます。ところが六日目に弟子の母親が死に、家に帰るため鉄拐の体を焼いて帰ってしまいます。七日目に帰ってきた鉄拐は、戻る体が焼かれて困惑します。そんなところに道端で乞食が飢えて倒れおり、その乞食の体に入ってやっと再生できたと言われています。その体に宿った絵がたくさんの画家に描かれています。
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本作品の落款と印章です。
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参考にした落款と印章です。落款は少し製作時期がずれたものかもしれません。参考落款の同時期のものと一致しますので落款は問題がありません。印章も欠け等から問題ないと思います。
平福穂庵も子息の平福百穂程ではありませんが、贋作が多く出回る画家の一人です。秋田県で贋作が出回ることが多く、稚拙なものが多いようです。
ところで日本画で一番贋作が多いのが九州だそうです。しかも一番騙されやすい人が多いのも九州とか・・。細かいところにこだわらないというか、南画の竹田や福田平八郎など著名な画家の出身地ということもあるのでしょうね。
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下の作品は某家所蔵の非公開作品です。このような四条歯の典型的なきれいな絵も穂庵は描きました。人によってはこのような作品のほうがいいという人もいます。
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