夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

源内焼 その14 三彩月下楼閣山水図鉢

2011-07-27 06:06:18 | 陶磁器
昨日の煙草入・・なんでも鑑定団のお話です。酒井抱一と原羊遊斉の関係は・・なるほど勉強になりました。ん~~~、原羊遊斉・・・どこかにあったはず・・・・。

夜中に非常ベル・・・マンションの火災警報の誤報らしい・・、マンションの欠点のひとつ・・眠い。

さて、最近源内焼が思うように入手できなくなりました。品数がもともと少ないのこともあり傷があるものや汚れがひどいものが多いようです。補修に取り組み中の作品を本日は投稿します。今、金繕いを乾燥させているところです。骨董収集する御仁には金繕いは必須のようです。

本作品は財団法人「平賀源内先生顕彰会」の平賀源内先生遺作点企画展で出版された「さぬきの源内焼」の本に作品NO29に掲載されています。


 
 
源内焼その14 三彩月下楼閣山水図鉢
合箱入 口径200*高さ35



源内焼は非常の脆い作品ですので、きちんと箱に入れて傷がつかないように保存しなくてはなりません。割と箱が付いている作品が多いのですが、箱がない場合には自分で箱の製作を依頼し新たにあつらえなくてはなりません。中も衝撃で破損しないように保護するようにかつ品格があるように収納することが肝要です。源内焼は汚れが付きやすいので箱が必要です。



お金と手間がかかります。昔からよく言いますが、「女にお金をかけるより骨董のほうがいい???」



源内焼:江戸中期18世紀に平賀源内の指導によって源内の故郷香川県志度(現さぬきで焼かれた三彩のやきもの。明治時代に博覧会の企画で源内の子孫によって一時再興されるが、質的にもデザイン的にもオリジナルには及ばない。源内は博物学者として長崎に遊学した折にオランダからもたらされた新しい釉薬の技術を学び、その技術を用いてふるさと讃岐・志度の産業を振興させるため、新しい三彩軟陶質のやきものを指導した。江戸で親しかった浮世絵の鈴木春信の工房で木型を作らせ、それを志度に送って焼かせたと言われる。源内焼は型起こしによって制作されたもので、同笵の作品が見られます。作品は大名家や幕府高官に収められたため、近年になるまであまり世に知られていない。また、実用よりも鑑賞を主眼に制作された。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。